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2008年01月26日
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カテゴリ:中国留学の思い出
中国最大の行事・春節(旧正月)が、もうすぐやってきます。
(今年は2月7日ですが、留学の時は2月14日でした)

前後の長い休み(学校の場合は約1ヶ月間でした)は
故郷を離れている人が一斉に帰省するため、民族大移動期間です。
留学生も、日本など近所の国から来ている人は帰省も少なくありませんでしたが、
私はなんだかもったいないような気がして
旅行に出よう。

寒くない方がいいので南の方の昆明(厳密には西南ですが)から香港へ
留学生仲間のJちゃんと2人で回るつもりでいたら、
なぜかもう1人アメリカ人男性のFも加わって3人で、ということに。
珍道中になりそうだけど、まあいいか。

列車の切符は、長距離(要車中数泊)なため直行便は少なく混んでいて、
無座(座席指定なし)しか手に入りませんでしたが
西安旅行の時も乗車してから寝台に買い替えたからまた同じようにすればいいか。
と、気にしませんでした。(甘い考えでしたね。)

出発当日、一緒に行くはずのFがさっぱり部屋から出てきません。
急病??
具合が悪いのはその通りでしたが、原因は
両手に花(Jちゃんと私のことらしいです)状態で旅行に出るのを、
他のアメリカ人からやっかまれて、昨夜はお酒をがんがん飲まされダウン。
今日になっても起き上がれないままとか。
「バカなヤツだね。」
ほっとしたようながっかりしたような気分でJちゃんと駅に向かいました。

大規模改装工事中の駅は相変わらずめちゃくちゃでごった返していましたが、
前回とは違い、今度は何事もなく改札を抜け、ホームにたどりつけました。
同じホームで列車の到着を待つ人の数も、覚悟していたほどではなく、
これぐらいなら、今日こそはすんなり乗れるかな…。

ところが、入線してきた列車を見て唖然。
日本の通勤列車でもここまではないだろう、な超満員です。
車両のドアの開閉もままならない様子、というか、
「これ以上乗ってくるんじゃない!」
とでも言いたげな不機嫌な表情の乗務員が、間引いてドアを開けているようで、その少ない入口に
「あそこだ!」と、ホーム上の人が殺到です。
どうやって乗れって…??
最近は中国慣れしてきたJちゃんと私もさすがに呆然として見ているだけです。

すると、旅慣れてる風なおじさんが1人、窓から荷物をひょいと投げいれ、
自分は入り口から乗り込もうと手すりにしがみつきました。
が、侵入を阻止しようと?入り口で待ち構えていた乗務員は足でおじさんの手をぐりぐりと踏みつけ始めたではありませんか!
うわっ、何てことを!

おじさんはしばらく頑張っていましたが、やがてホームに振り落とされました。
と、間もなく汽笛の音が聞こえたかと思うと、目の前の緑色の壁がずれたような…
「う、動いてる!」
列車は走り始めていました。

「あのおじさん、荷物だけ乗って行っちゃったのどうするんだろ…?」
可哀そうだと思うけど、自分たちだって人のことを心配している場合ではありません。
「乗ってないよ~、列車行っちゃったし、どうなるの?!」





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最終更新日  2016年02月05日 16時14分00秒
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