【EF81吊り上げ実演】秋田総合車両センターフェア2024を観てきました
さる19日(土)秋田市のJR土崎駅近くにある「JR東日本東北本部 秋田総合車両センター」(旧称「土崎工場」)におきまして、「秋田総合車両センターフェア2024~繋がる輪~」(一般公開)が開催されました。生憎の小雨混じりでしたが、午後から見学に行ってきました。門を入ってすぐの建物では、毎回恒例のHOゲージ体験運転会。本物のマスコン、ブレーキを模したコントローラで運転できます。なんか、ストラクチャーが寂しくなったような気がしますが???こちらも毎回恒例の社員食堂営業。今回は朝食から時間が経っていなかったのでパスしましたが、カレーが旨かったという情報があります。昔の大工場の社食の風情が色濃い、広い食堂です(写っているのは食堂の前半分だけです)。ちなみに、社食の後方では、抽選制の部品販売会が開かれたそうです。部品販売はもう終わっていて、Suicaグッズや社員撮影カレンダーなどの販売をしていました。敷地奥の方へ進み、車体吊り上げ実演会場へやってきました。今回の車体吊り上げ実演は、電気機関車のEF81がその役となりました。昨年は、ポスターの写真がEF64だったのに実際はDE10が使用されて、関東遠来組の間では物議を醸したようですが(泣き出す子まで出る始末)、今年はポスターも実機もEF81と、順当な組み合わせ。双頭連結器を間近で拝見。JRの車両は、特に国鉄時代からの車両では「電車」と「気動車・客車・貨車」とで連結器が全く異なるのですが、この機関車には、電車をけん引出来るように両方に対応(切替)できる連結器が装備されています。この時は、電車用の連結器(密着連結器)を使用するようにセットされていました。なお、車体は仮台車をはいている状態です。車両を守る男たちの後姿は頼もしい。吊り上げ移動は、2台のクレーンを、別々のオペレータが同時に操る神業によります。偏らないよう慎重に吊り上げられたあと、水平移動は結構な速度で行われます。吊り上げられて、奥の方の隣の線(の上)移動しました。EF81 136の雄姿を焼き付けようと、黒山のひとだかり。※車体は、架台ギリギリまで降ろされてはいるが、吊り上げのままの状態昭和37年国鉄浜松工場製の2台のクレーン。浜松工場は、現在は「JR東海 浜松工場」として東海道新幹線専門の車両工場になっています。車体はふたたび吊り上げられ、元の位置に戻り、仮台車に載せられ、終了。社員の方の解説つきショーでした。隣の線には、本来の台車が並べてありました。今回吊り上げされたEF81 136の区名札と、「一休車」の休車札。二休車(多分復活しない休車)ではないようですが、また本線を走ってくれるのでしょうか?「機関車EF81」は、1995年に機芸出版社から刊行された本だそうです【中古】機関車 EF81価格:5,750円(税込、送料別) (2024/10/23時点)【中古】 旅鉄BOOKS 027 国鉄・JR 機関車大百科価格:3,281円(税込、送料無料) (2024/10/23時点)さて、吊り上げ実演が終わり、今度は車両展示コーナーへ向かいました。構内には、赤れんがの建屋が現役で稼働中。車両展示コーナーはトラバーサを挟んで向かい側の「旅客車解艤装場」内(屋内)。そこには、予告にはなかったサプライズ展示車両が複数展示されていて、熱気に包まれていました。以下、次回!