猟仲間と3人で、私は初体験のイノシシ猟に。(^^)
猟場の尾根から見るパノラマの絶景です。本日の12/30日、私の近くに住むイノシシ猟の経験豊富な猟仲間に誘われて、我が家をAm6:30分に出発し、イノシシ猟初体験の私とケンチャンと3人で房総イノシシ猟に行ってきました。今回のイノシシ猟場は、イノシシ猟の経験豊富な猟仲間の猟場ではなく、30年ほど前に私とケンチャンで山鳥猟に通った、トップ写真の房総では絶景の猟場に行ってみることに決定です。絶景の猟場へ行く手前の車両置き場に到着し、写真の猟仲間の名犬を車から下して猟場に向かいます。この仲間の猟犬のポインターは捜索レンジが広く、獲物の匂いに乗ればどこまでも追跡していき、イノシシ/山鳥/キジ/コジュケイとすべての獲物を必ずポイントまで持って行く名犬です。この捜索レンジの広い猟犬は、以前であれば、ソナーが聞こえなくなる範囲においては猟犬がどこにいるのかがわからなくなり、ポイントしている場所に行く事が難儀で散々な目にあいましたが、今は高性能GPS搭載レーダー探知機の普及のおかげで、猟犬の方角と距離もわかり、ポイント地点に容易にたどり着くことが出来るようになりました。高性能レーダー探知機のおかげで、猟師の体力負担が大きい沢攻めをするより、尾根を淡々と歩いた方が猟師の負担が軽く、広いレンジを探れる猟犬の優位性が大きくなってきました。私の30年前の、うる覚えの記憶を頼りに猟場に行く道路を探すと、おぼろげに猟場に行く道順が蘇ってきて、数回入口を間違え遠回りをするも、かすかな記憶にある絶景の目的地に到着します。30年ぶりに訪れた尾根から見た、房総の海岸線に広がる猟場、千葉県では猟師と観光通にしか見ることはできない絶景です。30年ぶりに見る素晴らしいパノラマに三人でうなずき合い見惚れて、しばしの沈黙です。仲間の名犬を頼りに尾根伝いを攻めると、早々とポイントに入りますが、何がどこで出るのかの想定が出来ず、一発玉のスラッグ弾か散弾かに迷うことしきりです。私はとりあえず、20番リピーターの初矢に5号装弾を詰め、2の矢3の矢に20番スラッグ装弾を詰めて待ちますが、三回のポイントで出た獲物は全てがキョンの為、三人で見送りです。そして四回目のポイントです、このポイント場所も前回ポイントした場所に同じく、山鳥が付いていてもおかしくないポイントです。私は3回連続してのポイントがキョンだった為、今回は山鳥かも...?と、スラッグ装弾を抜き、5号装弾に詰め替えてフラッシュを待つと...、仲間二人から見たら、私の立つ位置が絶好の射撃位置で、上からの撃ち下ろしの沢下りで、私の左下方向にオス山鳥がフラッシュしました!!!。20番リピーターが轟音を上げオス山鳥に向かって激発するも失中、即座に二の矢をかけるも、またしても失中...。30年ぶりに訪れた房総山鳥猟で、幸運にも私に訪れた射獲チャンスを、物の見事に失中です。しかし、30年ぶりの山鳥猟で私が山鳥に矢をかけられた事、我が情けなき射撃技量を恨めしく思うも、オス山鳥の姿を見て矢をかけられただけでも、これも猟仲間の誘いに乗ってイノシシ猟に来た為の幸運だったと、しばし懺悔の後に納得です。その後にまた仲間のポインターがポイントするも、出るのは相変わらずキョン、今回の猟の体験からキョンはかなり多く生息していると思われます。昼食を食べて後の午後からの猟に於いて、要約の事にイノシシにポイントしましたが、小イノシシが藪の中を駆け抜けた為に私は確認すらできず、確認できた仲間も一瞬見えただけで撃つことはできず、本日終了です。しかし、その後に本日最悪の予想外の出来事が起きます。それは、今回のイノシシ猟を誘ってくれた72歳になる先輩猟仲間ですが、この仲間はJRの運転手を定年退職し、退職仲間と日本名山を山歩きするほどの健脚の持ち主です。今回の房総山鳥猟においても、猟欲が薄れている私に、「山鳥とイノシシ猟で一日持つか...?」と、カツを入れられまして、私は、自信はないが何とかついていくよと、体力が持たない場合は、車に戻るとか自分なりに何とかするから....。ところが、いざ始まってみると、いつもは猟欲の薄い横着者の私が、30年ぶりの房総絶景の場所に立った瞬間からアドレナリンが全開となり、3人のうちで私が一番猟欲が出たようで、終始足元も軽く尾根を歩き、仲間の猟犬がポイントするたびに我先に猟欲が出て犬についていきます。しかし、今回の猟も終盤猟に差し掛かり、車への帰路に就く猟をしている途中で、職場仲間と日本名山行脚を重ねている健脚自慢の、72歳になる猟仲間が突然歩けなくなってしまいます。Kさん、どうした...!、と聞くと、足の筋がつってしまい、あまりの痛さに辛くて歩けない!!!、ケンチャンと顔を見合わせ、これは大変なことになってしまったなと!、最悪は、私とケンチャンと二人交代で、体重68Kの仲間を背負って山から下りて里まで行くか、救急隊を呼ぶしかない、と腹をくくりました。その後に先輩仲間の回復を待っていると、いくらか歩けるとの事で、猟仲間を気遣いながら休み休み3人で里までたどり着き、ケンチャンを仲間に付き添わせ、私一人で車を止めてある場所まで尾根超えをして、車に乗り仲間の待つ場所まで行き、どうにかこうにか大きな難を得ず帰宅することが出来ました。今回の猟での私の初めての体験に於いて、仲間3人で行った為どうにか無事下山できたが、高齢者の山深き猟場の単独猟は極めて危険が伴い禁物と、改めて納得しました。