カテゴリ:磯釣り.ルアーフィッシング&ナイフ
写真は、私の釣り仲間の、当年78歳で元気溌剌、現役バリバリの白さんです。 磯釣りジャンルへのアクセスが多いために、再びのカゴ磯夜釣り再考です。 私の釣りブログで一番アクセス数が多いのは「磯カゴ夜釣りに於いてのイサキ釣り考」で、ここで書いてある事は、釣る為の肝心要は、魚が回遊してきた時に根付きやすいポイントを確実に確保し、執拗にポイントを攻める事に尽きるとなる。 釣りたい一心の場合は、早い時間帯に釣り場に入りチャランボを打つ場所取り合戦となり、結果は、後から割り込んできた釣り師との絶好ポイント投入の奪い取り合戦となっていき、果てしない乱戦の戦場釣場となっていく。 全ての釣りに言える事と考えられますが、特に磯夜釣りの場合は、居つき魚に限らず、季節折々の回遊魚においても、海底に何もない場所で確率高く釣ることは難儀で、確率高く釣れるポイントというのは、海底の状態が良く、魚が付きやすい根があり、その根回りの潮流も大きく影響しているわけで、その絶好のポイントを外れて流れていったエサに魚が食いつく可能性はマグレに近い。 これ等を考察すると、コマセ/エサ/細かな仕掛けの研究/遠投/潮時間/月夜闇夜等での釣れる確率への作用は巷で言われているほどに大きく影響はないと考えられ、特に、仕掛け等での釣果への影響はそれほど大きくはなく、釣れる時には、エサ/コマセ/仕掛けの理屈に関わらず、どんな仕掛けでも釣れてしまう。 ただし、確率高く釣れるポイントにおいては、細かな仕掛け等の作業も全く影響は無しとは言えず、経験豊富な釣り師であれば、此のことに関しては誰もが納得のはずです。 何故、名人と言われる磯釣り師と言えども、場所取りまでしてポイントの確保をするのか?、コマセワークで魚を寄せる腕があるのであれば、新たな独占ポイント釣場を作れるのでは...?、なぜ、釣り師の少ない独断場の新規釣場を開発しないのかと...?、不思議ですね~、 理由は簡単明瞭で、仕掛け/エサ/コマセワーク等が効くのは、絶好ポイントだから通用すると言う事であり、それを承知の上で、釣る為に必要な事として、釣り場とポイントの解説はそっちのけで、仕掛けとコマセ等の小技を意識的に大きく取り上げている。 釣果確立の高い磯釣り名人と言われる釣り師の殆どが、釣れるポイントだけに執着していている事を鑑みれば、仕掛け/えさ/コマセ/等の小技で釣れるわけではないと言う事を自ずと立証している事となり、仕掛け/エサ/コマセ等の小技は、釣る為の本質への目くらましとしている場合が多いのです。 何らかの大いなる工夫をして確率高く釣る為には、新たに漁礁を作るか、潮流に流されにくい魚介類の残骸等を、魚を寄せる為のコマセに長期にわたり定期的に施せるかにかかるわけですが、魚が回してきて付きやすいポイントを見極めずに、単純に数時間のコマセワークのみで魚を寄せることなどは、当然不可能であると考えられるはず。 それは、コマセワークで遠方に回遊している魚が寄ったのではなく、魚が好みとするポイント近くに回遊し寄ってきた事となり、良好ポイントに流れてきたコマセに誘惑され踊り、まぎれコマセとは一味違う美味しそうなエサに食らいついてしまったと言う事になるのですね。 なぜ釣れたのかと言う本質が理解できていないと、釣る為の理屈がいつになっても理解できなくなり、釣りに迷う人達は、釣れている人の言う妄信に陥ってしまい、結果として釣る為の本質が見えなくなっていき、釣りから離れていく。 釣る為の本質は、細かなテクニックは釣りを本気で追求する気になった時に考えれば良く、仕掛け/コマセ/エサ等に無頓着でも、針にエサが付いていて、食い気の立った魚の目の前に流れて行けばパックリハマコで釣れることだけは間違いなし。 その分かりやすい例として、発電所等の水温が安定している排水溝に小魚とプランクトン等が集まり、それをエサとして高級魚が寄り付き、魚介類加工所の産廃捨て場に魚が寄り付く、そして季節に応じてイワシ等の群れを追い魚が躍り、カモメの乱舞でそれを見極める等で理解できるはず。 個人的に、独断場に近い安定したポイントを作ると言う、そんな事が簡単には出来ない事は分かり切っているわけで、仕掛け/コマセ/エサ/等は、あくまで釣り師の自己満足の世界であり、そうは言っても、何も考えないで釣りをしている人と比べたら釣果に差は出るのは当然ですが、経験者が全く釣れなくなった時の場合は、的を得ていない偏った情報に騙されている場合が多く、最悪は的外れな情報を吹き込まれている場合も大いにありで、信頼性に関しては大いに疑わしいですね。 私が言える釣る為に必要なことは唯一つで、食い気が立っている魚が付くポイントにエサを流す事に尽きる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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