クレー射撃の魅力はどこにあるのだろうか?。 以前の射撃ログにも書き込んでありますが、クレー射撃はボーリングと似ていて、ボーリングとの大きな違いはクレー射撃のほうが資金がかかります。 ボーリングと似ている理由の一番わかりやすい例えは、誰でもが初めて見ると、とんとん拍子で上達していき、苦労してたたき上げた熟練者と勝負できる領域に簡単に近づけたと錯覚させられるところにあるのですね。 クレー射撃のローカル大会とかフィールド射撃においてにその兆候が顕著にあらわれ、普段の練習はほとんどせず、ぶっつけ本番で上位に食い込んでくる素質のある猛者射手がいますから、それを見てクレー射撃は簡単なのではと、挑戦し始めの誰もが、今以上そこそこ練習をすれば簡単に上達し上位に行けると、大きな勘違いに陥ってしまう競技と言えるでしょう。 私がモータースポーツから撤退し、射撃に復活し成田へ頻繁に通うようになって10年がたち、現在の私は暇つぶしかねて週3回ペースで射撃場通いをしていますから、その当時から今現在に至って、以前よく見かけていた常連と初心者ガンマン達とか、たまにしか行き会うことがなくなり、まったく見なくなったガンマンも多くいます。 私は、そこそこの練習で成績が残せている程度では射撃の奥深さは分からないのではと思っています。 始めたての数年はトントン拍子で上達していき、てっぺんがすぐ近くにあると誰もが勘違いしますから、 その気になって撃ち込んでいくと、こんなはずではと、どうなっちゃってんのと、最初の大きな壁にぶち当たります。 しばし苦痛に耐えて練習していると、また段々と感覚がつかめてくる感触を得ますが、これがそもそもの大きな勘違いの始まりで、その後の壁の厚さを体験した時に悶絶しますから、大概の射撃マンがここで挫折していくのですね。 一ラウンド25枚のクレーを4ラウド撃ち、全てヒットが100点満点ですが、私はローカル大会で99点は見ましたが、100点満点は一度もお目にかかったことはありません。 私がここ数年、週3回ペースで成田射場へ通っていて、練習セットクレーでの一ラウンド満射でさえたまにしか見ませんが、思うに、ローカルセット23点以下では練習の効果なしで全くダメなんですね。 自分には無理かもと感じていても、練習セットなら最低24点、25点満点が頻繁に出るようでなければ、目標だけは高く向上心を持って練習する。 長く楽しむには、ここいらの所をよーく考えないとクレー射撃の奥深さが理解でないのでは。 クレー射撃をたしなむ秘訣は、上級者に教えを乞うのも良しですが、上級者の苦労を知らずして、理屈だけを知ったところで、それだけで上達するはずがなし。 剣豪、宮本武蔵の養子の宮本伊織、トップバッターを維持した長嶋茂雄と野村も、息子は一流にはなれなかった。 これ等を見れば一目瞭然、射撃の虎の巻を知ったところで凡人は一流には及ばずが通説。 虎の巻はあくまで先人が達した領域の参考として、現実的には、誰が何と言おうと己の向上心以外なしと、それが分かったときに射撃は再び面白くなっていく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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