本日午後6時より、市役所別館にて有害獣被害対策実施隊設立説明会があり参加してきました。
捕獲対象獣はイノシシ/ハクビシン/アライグマ/アナグマ/タヌキです。
市役所農政課担当者の説明を聞いた範囲では、実施隊設立まで行けるかどうか大いに疑問に感じました。
その理由の第一は捕獲イノシシの処分です。
その他の有害獣は市クリーンセンターで焼却処分できるとの事ですが、イノシシは大きすぎて解体処理後でないと焼却は受け入れられないとの事。
ではどうするのかとの質問があり、駆除隊で解体処理するか、穴を掘り埋めてくださいとの回答です。
駆除隊の日当は市役所からの指示があった時のみ日額8000円、イノシシ罠に関しては罠免許を取得せねばならず、これも資金がかかります。
罠でイノシシを捕獲後に止めを施し解体処理して焼却場に持ち込むか地中に埋める。
地中に埋めるには地権者の承諾が必要で、これ等含む処理費が日額8,000円ですから、よほど興味がある人以外は参加しないのでは...。
イノシシを地中に埋める場合は手掘りでは大変で、当然、第一の被害者である農業関係者の土地にユンボ等で穴を堀り埋める方法しかないでしょう。
有害獣の最大の被害者の農家の方々がこのあたりの事を理解できているのか?。
我が市は今のところは有害獣の被害が甚大な状況にはなっていませんが、これから増え続けることは確実と思われます。
現在において我が市の猟友会員は激減の一途をたどり、最盛期は数百人いた罠含む狩猟免許取得者が確か現在は23人ほどで、ほとんどが65歳以上の高齢者です。
今後、我が市の狩猟免許取得者が増える可能性は0に近く、この状態で有害獣駆除を効率良く実施することは不可能に近い。
今後確実に予想される被害増大を防ぐために効率高く有害獣駆除を行うには、公営の処理施設を作り、有害獣捕獲一頭に対して捕獲奨励金を出す以外ないのでは。