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 自転車派 (Team DADDY ~おやじですか)

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2007.05.31
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カテゴリ:読んだ本
月一冊の割合で読む事にしています。

藤沢周平。

前から読みたかったのですが、やっと実現しました。

はじめは登場人物の諸設定。街の模写。
次に藩主の継嗣問題が絡んだ政権抗争であり、文四郎の父が切腹に処せられる。
現代の政権争いも大差ないような感じがしてならない。

それから、文四郎は日陰の生活へと移る。剣術を磨き成長する。
しばらくして家禄を戻される。その訳は、政権争いの道具に使われるのである。

しかし、見事に切り返し家老のたくらみは万事休すとなり、追放となる。

ここまで、なんとなくハードボイルド的な展開である。
これで終わりではないところが、またすばらしい。

最後は純愛小説の展開でおわる。

読み終わった感想は、歴史あり、推理あり、純愛あり。

心地よくすっきりした気持ちがいつまでも続いた。
  





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最終更新日  2007.06.01 21:09:09
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