ブルゴーニュ黄金の丘「Beaune(ボーヌ)」へ。
ディジョンからバスで1時間ほどかけてボーヌに到着しました。電車より葡萄畑が良く見えるのではと思ったのですが思ったほど葡萄畑の景色は堪能出来ませんでした。 ちょうどお昼時に着いたのでホテルにチェックインする前にバス停近くのレストランを何軒かチェックして一番混んでいるお店に入りました。 混んでいる理由は料理の味だけでなくビュッフェ形式でチーズが食べ放題ということにあったようです。ラッピングされているチーズはしっかりホテルでの部屋飲み用にお持ち帰りしました。 ホテルにチェックイン後、まずはブルゴーニュワインの試飲のためにMarche Aux Vins(ワイン市場)へ向かいました。ディジョンと同じく小さな町なので大体どこでも徒歩圏内です。 Marche Aux Vins 試飲リストと試飲盃 受付で入場料を払うと左のワイン試飲リスト(この時は赤13種類・白3種類の合わせて16種類)と右の試飲盃を渡されました。「ワイン試飲盃を持った騎士団」でも有名なこの試飲盃はお土産としてもらえます。 中は照明が落とされカーブもあり何か中世時代のような雰囲気でした。ワイン樽の上に「何杯でもご自由に!」という感じで試飲のワインボトルが置かれていています。 まずは白の「Meursault(ムルソー)」を試飲です。シャルドネ種100%と思えないほど酸味が抑えられまろやかな味わいのムルソーは今でも私の中では白ワインのナンバー1です。 以前にシンガポールの中華料理店へ「上海ガニ」のためにお店に持ち込みましたが、私としてはクリーミーな「上海ガニ」とムルソーの相性は抜群だったと思います。 赤ワインは「Fixin(フィクサン)」から試飲を始めました。田崎真也氏がブルゴーニュを最初に旅した時はフィクサンが最北の栽培地でしたが、今は「Marsannay(マルサネ)」が最北地になっていて、ここの白だけでなくロゼも私は好きですが、シンガポールで見つけるのはちょっと難しいです。 全てを試飲して結局、赤の「Pommard(ポマール)」を購入しました。そしてこの1本を大事に抱え葡萄畑を回るツアーの集合場所に向かいました。 白ワインの特級畑「コルトン・シャルルマーニュ」や赤の特級畑「フラジェ・エシェゾー村のエシェゾー」そして人生最後のワインは「ロマネ・コンティ」かなと思うほどの憧れの畑にも行くことが出来ました。正直に言うと畑より実際にワインを飲むことが出来たらと思うのですが・・・・。