星の国ライフ 「ダイソン社長」がペントハウスを6200万ドルで売却。
金曜の夜にお世話になっているA氏とB氏と我が家で久々の「お家ご飯」となりました。A氏は中国出身でPR(永住権)保持者で日本の大学に留学経験があります。B氏は長野県出身で同じくPR保持者でお2人ともシンガポールで起業されています。 A氏のお嬢さんのお婿さんがシンガポールのダイソン社勤務のため、いきなりダイソンの社長(ジェームズ・ダイソン氏 73歳)が昨年6月にTanjong Pargar MRTに直結したコンドミニアム「Wallich Residence(ワリッチ・レジデンス)」のペントハウス(最上階3階分)を購入したものの今年10月にすぐ売却したという話を始めました。 一年中扇風機が必要なシンガポールでは羽のないダイソン社の扇風機や吸引力の強い掃除機はとても人気があります。昨年本社をイギリスからシンガポールに移し、電気自動車への参入を公表した後、一旦プロジェクトを停止といろいろ話題を提供している企業です。 コンドミニアムの話は私には初耳で、その金額があまりに高いため話しているA氏も「7000ドルで購入」とか言い間違えてしまうくらいです。購入価格は7380万ドル(57億円くらい)だったそうです。 日本のバブル崩壊以前のようにシンガポールでは持ち家の値段が下がることはないと言われていたので、売却というと利益を得るためにと思ったのですが、A氏によると「ダイソン氏婦人」があまりお気に召さなかったかららしいです。売却価格は6200万ドルなので9億円ほどの損失です。「ある所にはあるんだなぁ」とため息をつきながらテーブルワインをぐいぐいと飲み続けました。 話を聞いていた時は「まるで世界が違う話」に「へぇ~、そうなんだぁ」程度にしか思っていなかったのですが、翌朝起きてシンガポールで今は一番高い建物になっているらしい64階建て「ワリッチ・レジデンス」を見てみたくなり、買い物がてらに行って来ました。 あまりに高くて写真がうまく撮れずネットからの画像です。手前の低い建物がソフィテルホテルで後方が「ワリッチ・レジデンス」で最上階の3階分(ペントハウス)の値段が現在6200万ドルです。 Tanjong Pargarはほぼシンガポールの中心に位置していて、アクセスも良いのですが少し賑やかすぎるという感じもあります。年々お洒落なレストランやお店が増え人通りも多いので「ダイソン氏婦人」はそういう環境がお気に召さなかったのかなぁと思いながら近くを散策しました。 その後、野次馬根性でダイソン社長ご夫婦がどこにお住まいか気になって検索してみると「シンガポール植物園」の近くのバンガロー(一軒屋)を5000万ドルで購入しているとありました。シンガポールは国土が狭いため一軒屋に住むというのは「大金持ち」の証です。 バンガローの住所も名前もネット上にあるので、今度「物見遊山」で写真を撮りに行ってみようと思っています。NHKの「カネオ君」のように「お金の匂いが~」が漂っているかもしれません・・・。