「Chateau Haut Beyzac」2018年 格付け「クリュ・ブルジョワ」で高い評価。
「ワイン・コネクション」へ「豆乳鍋」用のイタリアの白を買いに行った時、スタッフのジャンさんとコルクについて話をしました。スクリューキャップはコルクの病気「ブショネ」の心配も無いし、ワインオープナーも必要ないので便利だけれど瓶内熟成はゼロでやはり寝かせたワインを楽しむためにはコルクは必要と力説していました。 そして「1年寝かせでコルクを通して呼吸した物と比べて欲しい」と薦められたワインがボルドーのオーメドック地区にある「Chateau Haut Beyzac(シャトー・オ―・ベイザック)」で、手にしてみるとやはりボトルの重量感がずしりとあります。「Cru Bourgeois(クリュ・ブルジョワ)」2018年 メルロー/カベルネソーヴィニヨン ラベルにある「クリュ・ブルジョワ」は初めて見たので調べてみると、2007年に一旦使用禁止になったものの2009年に復活した「メドック格付け」に対抗する認証のことでした。5年毎に2年前のヴィンテージに対する評価をが行われ品質保証的な意味合いを持っているそうです。 「シャトー・オ―・ベイザック」はメドック格付け2級に登録されているシャトーがある「St-Estephe(サン・テステフ村)」に隣接するヴェルタイユ村にあり、2020年の評価(2018年のヴィンテージ)ではこのシャトーは249のうち2番目だったそうです。 ラベルに葡萄品種「メルロー」と「カベルネソーヴィニヨン」が表示されていて「AOC」ワインだったら表示はないはずと良く見ると「AOP(原産地呼称保護ワイン)」で「P」はProtegeeの意味でした。特定の産地で生産される上級ワインを指し、地域や葡萄品種が細かく定められていると説明があります。2009年に始まった呼称なので新しい物ではないようですが、ワインも日々進化していてアンテナを張っていないと置いて行かれるのを実感します。 アルコール度数14.5%のこのワインにはラムステーキを合わせたいと思いますが、満足のいく味であればもう1本買って(値引きで2600円ぐらい)何とか我慢して寝かせて1年後に飲みたいと思っています。