「ピクサン・ルー」のロゼのラベルに何故「赤ずきんちゃん」の絵?
茅乃舎の「だししゃぶ鍋」のお薦め食材の通りにしゃぶしゃぶ用豚肉(北海道産)、レタス(大分県産)とみずな{福岡県産)を昨日明治屋で調達して、ドキドキしながらラングドック地方「PC SAINT LOUP(ピクサン・ルー)」のロゼを開けました。シラーとグルナッシュを多用する辛口ワインでどこまでパワフルで果たして出汁を使った鍋に合うかどうか心配でしたが、想像以上にワインには円やかさがあり、どちらかと言うとみずなとの相性が正にマリアージュで驚きました。 個人的にはラベルのデザインが可愛い系はあまり好きではなく、どうして「赤ずきんちゃん」とかなり気になっていて調べたのですが、ちょっと目から鱗のような記事をいくつか見つけました。 ラベルにある「Petit Chaperon Rouge」は「小さい赤頭巾」の意味で、19世紀前半にグリム兄弟によって続きが書かれる100年くらい前のフランスルイ14世の時代に「シャルル・ペロー」が貴族の娘たちに向けて語り直した古くからフランスに伝わる民話でした。 シャルル・ペローのお話は赤頭巾ちゃんが狼に食べられるところで終わっているそうです。どうも貴族の娘達に「男(狼)には気を付けて」の教訓が含まれていたようです。 グリム童話でも同じように「男には気を付けて」と「親の言うことはきちんと聞きましょう」という教訓のようです。 それでも何故ラベルにと思って更に調べると、ラングドック地方の2017年に格上げになった「Pic Saint-Loup(ピクサン・ルー)」地区のLoup(ルー)」がフランス語で狼の意味でした。そしてお話の中で赤頭巾ちゃんが出会った狼の名前は「Compere Le Loup」でCompereというのは親戚のおじさん的な親しみを込めた言葉なので「狼おじさん」です。 何だか自分なりに繋がったようで、これはもう1本購入して次回の「お家ごはん」の時にこのうんちく話と一緒に披露したいと思うほどです。「うんちく」は長くなると嫌われるので手短に「ほうぅ。。」と言われるような伝え方を今から考えようかと🍷