新庄流「オレが子供だったら近くで見たい」明日の会議で・・& 北広島市のこと。
今朝のNHK「週刊まるわかりニュース」で来春、北広島市にオープン予定の日本ハム球場「エスコンフィールド北海道」の問題について詳細を取り上げていました。 球場が「日本公認野球規則」に違反していると今月初めにニュースが流れた時には驚きましたが、具体的には「本塁からバックネットまでの距離は60フィート(18.288m)以上が必要」のところ「エスコン~」は15mしかないという事がほぼ95%完成した時点で違反と指摘になり、現時点では捕手のすぐ後ろにバックネットがある球場では試合は行えないらしいです。 それでは右の写真のように3mほど移動させてはと思いますが、実際にはホームベースや各塁は下にクリートを打っていて移動はほぼ不可能のようです。 そして番組の説明で日本の球場規則がアメリカ大リーグの規則をほぼ踏襲している事を知りました。ただ大リーグ規則では60フィートはあくまでも「It is recommended(推薦する)」とある中、日本は「必要である」としている事に触れていましたが、球場は勿論日本にあるので日本の規則に従わざるを得ないのかとも思います。「エスコン~」の建設には大リーグの球場建設で実績のあるアメリカの会社も設計に関わっているようなので、アメリカと日本の規則の記載内容について十分な話し合いがされなかったのかと残念な気持ちになります。 取り合えずは明日(14日)に「臨時12球団代表者会議」が開かれるようで、番組では「マツダ球場」の建設に関わり実際に建設時にクレームがあって変更した経験を持つ方から「日ハム側が他球団にちゃんと伝わる説明をして対応することが最重要」とコメントをしていました。日ハムファンとしては明日の決定が大いに気になるところです。 余談ですが、番組の中では北広島市が人口6万人(57,478人)であること球場によって市が活気づくことを願う市民の声や球場問題を心配する様子も映していました。人口の少なさにもちょっと驚きましたが、北広島市は明治維新後の1884年に当時「札幌郡」にあった土地に広島県人103人が入植し、1894年に「月寒村」から独立した際に、どうしても故郷の故郷「広島」の地名を付けたくて「北広島」と名付けたという歴史がある市です。北海道の地名はアイヌ語の音にそのまま漢字を当てたものが結構あり「月寒」を道外の人ですぐ「つきさむ」と読める人は珍しいというのを聞いたことがあります。それに「村」がつくと「つきさっぷむら」というのは私も初めて知りました。 ちょっと気が早いですが、来年「エスコン~」で日ハム対広島の交流戦が行われる時は広島の選手もこの球場に特別な思いを持ってくれるかなぁと・・。『11月14日追記』今日の12球団代表者会議で日ハムが「60フィートを推奨と解釈したことについて規則の解釈、認識不足を謝罪」2023年と2024年のオフシーズンに改修工事を行うことで了承を得たということで来季の試合日程には影響が出ないということにひとまずはホッとしました。