狩人オリオンの腋の下「ベテルギウス」の運命は?@「札幌市天文台」
昨日「札幌市天文台(中島公園内)」で「冬から春の星座」の」夜間公開に参加して来ました。今年1月の本帰国後にたまたま立ち寄った天文台で「空を見上げる事」の楽しさに嵌っていて、天文初心者として1年間は足を運び星座、惑星、月、太陽の基本的な知識は身に付けたいと思っています。 天文台の真ん前のコンサートホール「KITARA」 冬の大三角形 20時20分から30分ほどの天文台内での観測とスタッフの説明に予約を入れていましたが、外にも天体望遠鏡が置かれスタッフが説明してくれる事を前回知ったので、早めに到着してまずは肉眼で見える星々を見上げました。予報に反して晴れ間も見えスタッフから「冬の大三角形」を構成する「こいぬ座のプロキオン」「おおいぬ座のシリウス」「オリオン座のベテルギウス」の位置を教えて貰い、望遠鏡の中で白く輝くプロキオンの孤独な光にしばし見惚れました。 開始の時間になり中に入ると先ほど外で見た「ベテルギウス」の説明からスタートでした。狩人オリオンの肩の辺りに輝く赤い星を「腋(わき)の下」と呼び、直径が太陽の1000倍である事、1等星から2等星にランク落ちした後1等星に戻った経緯、今後10万年~150万年以内に「超新星爆発」して消滅する運命にあるであろう事など、初心者としては目から鱗の説明です。口径20㎝の天体望遠鏡で勿論肉眼よりはっきり赤く輝くベテルギウスを見る事も出来て大満足です。 締めくくりに「ウルトラマンの生まれた星」、明治時代の「ハレー彗星出現」に驚いた当時の庶民の行動や今年10月に北半球で最も良く見えるというハレー彗星並みの「彗星出現」の情報等など盛りだくさんの内容で次回4月からは予約の必要もなく20時~22時まで自由に天文台内にいて良いという事で、今から4月の「月と春の星座」が楽しみです。