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カテゴリ:YUTAのこと
天使になった前の日(2月4日土曜日)はYUTAが最後にたくさん、たくさんわたしたちに
言葉を残していってくれた日です。 YUTAは4日の深夜、本当にびっくりすることが起き、当直の先生、夜勤の看護師さんが てきぱきと処置をしてくれました。 処置の後「酸素マスク」を当てるとYUTAはとってもすっきりして、あっという間に眠ってしまいました。 翌日朝目を覚ましたYUTAは、酸素マスクの存在に気づき「やーーー、これ取ってーーーー!!」と騒ぎました。 YUTAはいわゆる「昏睡状態」に入り始めました。 寝たり、起きたり・・・の繰り返し。 でも起きてるときは息は苦しいけれど、意識ははっきりとしていて私たちの呼びかけに ちゃんと答えていました。 「お茶。お茶が飲みたい。 りんごジュースも!!」 もう、起き上がることは出来なかったので、スポイトですこしづづ、お口に入れてあげました。 「あーー、冷たくっておいしいねーーー。」ととても喜んでいます。 また、少し眠って起きたときには 「今、YUTA君、戻ってきたんだよね??」と言いました。 わたしはその時は、外泊から病院に帰ってきた夢でも見てたのかな??と思い 「うん、そうだよ。戻ってきたよ」と答えたんです。 またしばらくして、寝て目を覚ましたときには 「今ね、YUTA君ね、すごーーーく高いところに行こうと思ったんだけど、行かなかったの」と言うのです。 それを聞いたとき 「ああ、もう神様がYUTAを迎えに来てるんだ・・・」と思いました。 「うん。まだ行かなくていいんだよ!!まだいていいだよ」と答えました。 しばらくすると 「今、(看護師さんの)EさんとIさん、きたよ!!」 でも、EさんとIさんはその日はお休みだったので、「え、いないよ」と答えたんですが、 後日お二人からお話を伺うと 「実は研修から戻ってきて、病室の前まで行って、病室に入ろうか迷ったんだけど入らなかったんです」 とのこと。 YUTAは気配だけでお二人の存在を感じていたんです。 同じ病室にいたお友達の名前を呼んだり、「○○ちゃんは、どんなお着替えきてるかな??」とか「看護婦さんのお部屋に行きたい!みんなの所にいきたい!!」とはっきりとお話していました。 看護師さんも「YUTA君、YUTA君、○○さんここにいるよーーー!!」と みんなで泣いて声をかけていました。 そして、なにをきっかけで言い出したのが残念ながら、忘れてしまったのですが 「ありがとう、ありがとう、ありがとう!!」 って何度も何度もわたしたちに声をかけてくれました。 3歳7ヶ月の子が、「ありがとう!!」って。 もしわたしが最後のときを迎えたときに、「ありがとう」って言えるのかな?? それから、わたしにとって「ありがとう」の言葉は何よりも大切な言葉に なりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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