人的補償 松中か多村か!?
『もし外れていたらどちらを選ぶ?』 西武は帆足を獲得したSBに人的補償か金銭補償かを選ぶことができます。まだどちらにするか決まっていないものの、既に松中や多村がプロテクト名簿から漏れたというニュースが飛び交っています。一紙ぐらいはこういった憶測記事出たりするものですが、複数紙が記事にしたということは本当に可能性があります。そこで、もし外れていたらどちらを選ぶか検証してみたいと思います。 今回はRCAAと守備得点なども含めて評価したいと思います。松中:RCAA22.05点 守備得点: 2点(左翼)多村:RCAA-4.14点 守備得点:-20点(右翼)松中:2009年 ミート力5.82 選球眼.805 ISOP.201 2010年 ミート力5.41 選球眼.545 ISOP.168 2011年 ミート力7.00 選球眼.763 ISOP.196多村:2009年 ミート力4.67 選球眼.333 ISOP.229 2010年 ミート力5.52 選球眼.355 ISOP.226 2011年 ミート力4.89 選球眼.439 ISOP.087 とこのような成績になりました。まず松中ですが、2010年は不振だったようですが、今年は盛り返してかなり高いRCAAを記録しています。元々選球眼がしっかりしている選手で、強打者にしてはミート力もまずまず高い方(強打者は大体これくらいの推移になります)で、打撃は安定して活躍できるだろうと推測できます。こう考えると、2010年の不振は何だったのでしょうか?故障でしょうかね。守備でも今年は2点を記録しているなど案外まだまだ守れるのではないでしょうか。特に今年の活躍は中島の穴を十二分に埋めることができる存在と言え、総合得点では中島を上回っています。 一方多村ですが、ISOPは2年連続で.200を越えるなど爆発的な長打力を秘めていましたが、元々ミート力、選球眼共に低水準で脆さが否めませんでした。それが今年、統一球になって化けの皮が剥がれた印象があり、日本プロ野球界に蔓延していた『作られた強打者』の一人なのではないかなと感じます。現にISOPは.100すら越えない数字を記録し、これはパンチ力のある打者ですらなくなっており、広島で言えば小窪あたりと同じ長打力となっています。加えて守備も-20点を記録しているなど、獲ってきてもあまり旨みがないような気がします。今後打撃が戻る可能性があるかですが、松中と違って打撃の根幹がしっかりしておらず、選球眼はかなりひどい水準なだけに正直厳しいような気がします。 データ上の分析の結果、結論としては松中を獲るべきだと思います。今年、中島が抜けましたがその穴を十分に埋めることができる存在であり、獲れたら西武は数字上、このオフのマイナス分を一気に埋めることができます。【送料無料】The Extra 2%: How Wall Street Strategies Took a Major League Baseball Team fr...価格:2,930円(税込、送料別)