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広島カープ考察

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2013年07月の記事

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７１戦目

　『マネーボール』　本日の広島は３－２で中日に逆転勝ちし、３連勝となりました。先発中崎は４回３分の２を投げて２奪三振無四球、batted ballは８：４：１とゴロを打たせる投球と同時に３つの内野フライや長打も打たれないなど球威もあり、そして何より無四球だったというところが何より嬉しいところです。今日の投球を見る限り能力自体は今在籍している若手投手の中でも高いと思うので、今日の投球を忘れずに頑張ってもらいたいですね。二番手河内はピンチの場面で森野を三振に打ち取り、クラークをライトフライに打ち取るなど今日は役割をしっかりと果たしました。最後はミコライオが三振１つとゴロ２つとしっかりと締めました。　一方野手陣は６回に丸のソロ本塁打で１点を返すと、８回には一死からルイスが四球を選び、菊池の三塁ゴロをルナの失策で一死二三塁となった後、丸が逆転の２点タイムリーを放ち、試合を決めました。今日は僅か３安打しか打てませんでしたが、四球を４つ選び、そして本塁打、投手陣も四球を出さない長打を打たれない（二塁打１本のみ）という『マネーボールの鉄則』をしっかりと守ったことが活きたのではないでしょうか。野球における重要事を守れば勝てる確率は高くなることを証明した試合ではないでしょうか。結果的に出塁した機会は中日よりも多かったです。明日はバリントンなのでしっかりと勝ちを掴みましょう。【送料無料】マネーボール [ ブラッド・ピット ]価格：2,682円（税込、送料込）

2013.07.03

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７０戦目

　『気力』　本日の広島は８－５で中日に勝利し、延長１２回にも及ぶ熱戦を制しました。先発野村は６回を投げて４奪三振３与四球と制球が定まらず、batted ballは８：６：３と低めに制球良く投げることができておらず、６回に化けの皮が剥がれてしまった格好となりましたが、それでもＱＳを達成するところは野村らしいですね。三番手河内は今日も死球を出してしまい、役割を果たせませんでした。左肩の手術に時間を費やしていた期間が長く、まともに１シーズン投げ抜いたことが近年全くなかっただけに疲労が出ているのではないでしょうか。四番手今井はやはりオルティス病（レンジャーズの試合感想も見て下さっている方ならばご存知のはず＾＾；）、出てきた途端ライト前タイムリーに同点の本塁打に四球、何とか克服してもらいたいところです。六番手小野は先頭に四球を出しましたが、犠打を落ち着いて処理し、きっちりと併殺打を取るなど徐々にではありますが、成長しているように感じます３四死球があまりにもぶっ飛びすぎて印象が悪いですが。現に日本ハム戦をなかったことにした場合、防御率は３．１５。最後は久本が打ち取り、総力戦を制しました。　一方野手陣は４回に先頭ルイスの二塁打の後、丸の内野安打でチャンスを広げ、松山がフェンス直撃の２点タイムリー二塁打で逆転、６回にはエルドレッドの本塁打で３点目、同点に追い付かれた７回、堂林のレフト前ヒットの後、石原の四球と廣瀬の安打で満塁、ルイスが倒れたものの、菊池が見極めて押し出しを勝ち取り再び突き放します。三度追い付かれた８回、松山の勝ち越し本塁打で再び突き放します。しかし、また追い付かれて両者決め手を欠いていた１２回、木村とルイスの連続四球の後、丸の敬遠で一死満塁とした後、二死となったところで代打安部が３点タイムリー二塁打で３点を追加し、勝負を決めました。今日は久々に広島の攻撃の形である待球作戦によって得点に結びつけることができました。近頃、この攻撃が見られなくなってきただけに今日の試合を忘れずに待球作戦を続けてもらいたいですね。　冷静に考えて延長戦はリリーフ投手が揃っているチームの方が有利、そう考えると広島と中日ではどう考えても圧倒的に広島が不利のはず・・・、ところが何とか何とか凌いで凌いでの勝利、今日は気力がデータを上回った試合でしたね。明日は中崎と西川と若手同士の投げ合いなだけに全く予想がつきません！【送料無料】セイバーメトリクス・リポート（2） [ 岡田友輔 ]価格：2,520円（税込、送料込）

2013.07.02

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番外編　トラビス・デメリット大活躍

　『加藤にも負けていない』　日本人で初めてドラフト上位（２巡目）でヤンキースから指名を受けた高校生内野手加藤が、ルーキーリーグで３本塁打を放ち、早くもその能力を発揮していますが、レンジャーズから２巡目（全体では３０番目）指名を受けた加藤と同じ内野手のデメリットも負けていはいません。※ただし、加藤は二塁、デメリットは三塁、遊撃です。　ルーキーリーグで８試合に出場して打率は．３６４、２本塁打と持ち前の打撃能力を存分に発揮しています。持ち前の長打力もＩＳＯＰは．２７３とかなり高い水準を記録し、そうかと言って選球眼も悪いわけではなく、５四球／１０三振でＢＢ／Ｋは．５００と高校生にしては中々高い数字を記録しており、ＯＰＳは１．０８４と打撃能力をいかんなく発揮しています。　将来のレンジャーズを担うであろう選手を見ていきますと、アンドラスを筆頭にマーティンやプロファーなど俊足巧打タイプが次々と頭角を現してきてはいるものの、肝心のビッグ・ボールを受け継ぐ選手はモアランドぐらいしかおらず、モアランドに続く選手が今のところ出てきていないのが現状で、期待のオルトも３Ａで．２０６、８本塁打、ＯＰＳは．７１３とやや伸び悩み気味で、今年活躍しているソラートぐらいでしょうか。レンジャーズの球場はやはり長打力を中心に構成していく方が良いと思うので、やはりデメリットにかかる期待は相当なものがあります。とはいえまだまだ１８歳なだけに今はしっかりと実戦経験を積み、メジャーへと舞台を駆け上がってもらいたいですね。ひょっとしたらハーパーのようにすぐに上がってくるかも！？とぶっとんだ期待もしております。【送料無料】The Extra 2%: How Wall Street Strategies Took a Major League Baseball Team fr...価格：2,930円（税込、送料込）

2013.07.01

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TEX　８２戦目

　本日のレンジャーズは３－２でレッズに勝利しました。先発ダルビッシュは６回３分の２を投げて４四球を出しましたが８奪三振を奪い、batted ballは６：６：２といつものようにフライは多いのですが、今日は今までと違い直球の比率が４１％と通常の約２０％前後に比べて多く、某記事では米サイトの指摘を一蹴したと言っていましたがものの見事に参考にしていたたようで・・・＾＾；、そのおかげで球威で押しきれたのか？被弾も長打もなく、４安打に抑えて無失点と好投しました。やはり日本にもこのようなデータ図書館ともいえるサイトが欲しいところですね。こういった物が開設されれば停滞気味の日本野球も進化するのですが・・・。三番手シェッパーズは先頭四球を歩かせ、連続安打で一つもアウトを取れずに降板、打球内容も２つのライナーとちょっと悪かったですが、この登板で信頼が揺らぐことはないだけに次回の登板では気を取り直してもらいたいですね。四番手コッツは２つの犠飛で凌ぎ、五番手フレーザーがフライで抑え、最後はネーサンが締めました。　一方野手陣は５回にエンジェル・ベルトレがセーフティバントで内野安打を掴むと、続くマーティンが二塁打で無死二三塁とすると、アンドラスの打球を野選で一挙に２点入るなどラッキーな形で２点が入ると、７回には先頭マーティンが安打で出塁すると、すかさず盗塁を決めて二塁に進み、アンドラスとクルーズの連続安打で１点を追加しました。今日はレートスだっただけにやはり一筋縄ではいかなかったものの、こういう時こそ動いて点を取る、ということで見事に実践してのけたのが共に俊足巧打のエンジェル・ベルトレとマーティン、打てそうにないのならば足でチャンスを広げることでレンジャーズを勝ちに導きました。レンジャーズ打線は主力に強打タイプの打者が多いですが、こういう選手達の台頭によって攻撃の選択肢の幅が広がり、打線がより強固なものになります。今のレンジャーズ打線は大技小技を持った選手達がスタメンに名を連ね、どこからでも点を取れるだけでなく、『誰が相手でも点を取れるきっかけがある』打線なのではないでしょうか。好投手が来たらお手上げ！ではなく、打てないなら別の方法で無理やりこじ開ける強みもあり、頼もしい限りです。【送料無料】セイバーメトリクス・リポート（2） [ 岡田友輔 ]価格：2,520円（税込、送料込）

2013.07.01

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