広島 ドラフト選手詳細 2
『久里亜蓮』 今回はドラフト2巡目で指名を受けた久里を見ていきたいと思います。久里は亜細亜大学でエースを務め、今秋でも6勝をあげてMVPにも輝きました。触れ込みによりますと、145キロ前後の直球やスライダー、カーブ、チェンジアップなど一通りの球種を持つ制球力に優れた投手とのことです。それでは詳細な成績を見ていきたいと思います。 まず久里の大きな特徴はドラフト候補の投手を見る上で大事なK/BBが非常に優れている点、2011年秋~2013年春までのK/BBは5.00~7.50と大学生投手が即戦力かどうかを見極める基準点と勝手に定めた4.00を越えています。この数字を大きく越えている投手は野村や菅野、小川、則本などがプロでも主力として活躍しており、一つの目安になります。 ただし、気掛かりな点としては今年の秋で3.07と大きく失速してしまった点です。また、聞くところによりますと毎試合投げる度にフォームが変わっているそうで、投球フォームが定まっていないところも不安な面も覗かせます。巨人の澤村などは最終年の春秋にK/BBが4.00を越え、見事な上昇曲線を描いてきましたが、久里の場合は最後の最後で躓いてしまった格好となりました。それでも久里の場合は西武に入団した大石その大石はやはりその懸念通りスピードも落ちていて下降曲線が継続中とは違ってはっきりと下降曲線と断定できる程ではなく、投球フォームをしっかりと固めれば調子を取り戻してくれるのではないかと感じます。 また、この投手の特徴としては与四死球率がやはり非常に優秀であり、今年の秋も投球フォームを毎試合変更しているにもかかわらず2.25と高い制球力は健在です。恐らく元々天性の制球技術を持っているのではないかなと思うだけに投球フォームを固めて力強さも身につければひょっとすると大瀬良を越えてくるのではないかなと思います。ただし、この投手は過度な投げ込みを敢行するタイプであり、そこは投手コーチがしっかりと抑えてもらいたいと思います。 一にも二にもまずは投球フォームの立て直しから始めたいところです。元々制球力が長けた投手なのでフォームをしっかりすればすぐに通用するのではないかなと思っています。後は故障なく順調な調整を続けてもらえればと思います。選手評価:BorA(下降曲線の兆しなので一つランクを下に。上手く行けばA)【送料無料】【ポイント3倍アニメ】懺・さよなら絶望先生4 特装版 [ 神谷浩史 ]価格:7,371円(税込、送料込)