広島 70戦目
『硝子が割れた投手陣』 本日の広島は7-8で巨人に敗れました。先発大瀬良は2発の本塁打を浴び、更に5回にも二死まで漕ぎつけながらそこから連続タイムリーを浴びて2失点、6回を投げて5失点とまたもや背信投球でした。投球内容は6奪三振1四球ながらもこれだけ失点するということは単純に通用していないということです。batted ballは10:7:2とゴロを打たせる投球が着実にできなくなっていることもあり、元々打たれがちだった一発だけでなく、二塁打などの長打を浴びる機会も頻繁に出始めており、最早試合を作れる投手ではなくなっていると見て間違いないと思います。正直バリントン以上に状態が悪く、一度二軍で調整した方が良いのではないでしょうか。二軍ではカットボール以外の変化球の精度を上げることと、もう一度ゴロを打たせる投球を取り戻すべきではないでしょうか。二番手今村は安打と四球を与えましたが後続を抑えて無失点に抑えました(2:2:0)。三番手中田は逆転した8回から登板しましたが、2安打を浴びた後に坂本に逆転となる3ラン本塁打を浴びて敗戦投手となってしまいました(1:0:1、内F1)。最近の中田の投球はちょっといただけない傾向があり、それはかつて多彩な変化球を駆使して制球良く低めに投げて抑えていた好調だった投球とは違い、直球押しで制球も甘い上にかなり危ない投球が続いていました。しかし、スピードが引き上がったと言っても145キロ前後、もしこれがかつて在籍していたシュルツ、サファテや今いるミコライオだったとしたらこれは仕方がないと感じるところですが、145キロ前後という直球はそこまで押せるだけのスピードとは言えないはずです。今日の坂本に打たれた投球に限らずにその前のアンダーソン、セペダ、松本にしてもほぼ直球を立て続けに投げていました。これまでの投球ではなく、ちょっと自分の直球を過信した投球で打たれて逆転されたことは非常に勿体ないと言わざるを得ないと思います。セットアッパーという大事な役割を担うまでに成長した中田だからこそあえて苦言を呈したいと思います。四番手河内は自らの悪送球で出塁させてしまいましたが、阿部をライトフライに抑えて完了、復帰したばかりの永川は1回を投げて無失点に抑えました(2:0:0)。 一方野手陣は2回に先頭エルドレッドがソロ本塁打を打って反撃を開始すると、4回は菊丸コンビの連打とエルドレッドの三塁ゴロを村田が捕球ミスして満塁とすると、ロサリオが2点タイムリーを打って同点に追い付きます。7回には天谷が二塁打を打った後に丸が同点の2ラン本塁打を放って6点目、更に代打小窪のタイムリーで遂に初めて勝ち越したものの、その直後に逆転されてしまい、8回に丸のタイムリーで反撃したものの、1点及びませんでした。 明らかに投手陣の調子が落ち始めており、特に先発陣は前田健太以外は炎上が続いています。いくら打線が頑張って取っても直後に更に突き離されるわ逆転されるわでは勝つことは難しいでしょう。横浜戦にしても打線が何とか追い付き、逆転に成功してモノにしましたが、巨人相手ではそれで勝つのは非常に厳しいと言わざるを得ません。せっかく防御率1点台の菅野から6点奪ったにもかかわらず、敗戦してしまうという重い責任を投手陣は受け止めるべきでしょう。もう少ししっかり投げてもらわなければ困ります。複数セットご購入のお客様で、宅配便での発送をご希望のお客様は別途送料を頂きますのでご了承...価格:1,000円(税込、送料込)