投手診断書 NO.25
『今井啓介』 それでは引き続き、各投手らを一人一人見ていきたいと思います。第25回目の今回は2005年の高校生ドラフト2巡目で入団した背番号62の今井啓介です。ただし、今井も既に『batted ballシリーズ』で紹介してしまった投手であり、殆どが焼き直しのようになってしまっていますので、その辺りはご了承ください。※ 一部のデータは『データで楽しむプロ野球』様や「プロ野球 ヌルデータ置き場』様、『プロ野球機構』様のサイトから引用させていただいています。 「投球スタイル」 基本的には直球(最速147キロ)とスライダーで7割を占めています(最近はどの投手も直球とスライダーが基本線ですね)が、フォーク(10%弱)やシュート(10%強)も投げ分けており、更にカーブも持っていますので、他のパワーピッチャーとは一線を画した投球となっています。 batted ballはGB%が44%しかなく、どちらかと言えば球威が大事になってくるFB寄りの投手ですが、そこまで極端なFB投手というわけではなく、LD%がやや高い投手となっています。 「特長面」 まず今井の成績を見ていくと感じるのが奪三振率の向上、近年は年々引き上がってきており、昨年は奪三振率が10.59と9.00を上回る数字を叩き出しました。元々スライダーが高めの空振り率を記録しており、昨年はフォークの空振り率も向上しており、三振を奪うスタイルという投球が確立し始めています。また、様々な使える球種を所持しているので長いイニングも場合によっては任せられるところも強みです。球威面もそれほど球威がないわけではないので投球スタイル自体に破綻があるわけでもありません。 「課題面」 逆に不安に感じるのが与四死球率の悪化、近年はこちらが段々と悪化してきており、これはかつて広島に在籍していた中継ぎ左腕の佐竹とよく似た傾向となっています。昨年は5.82とかなり悪化してしまった点は一刻も早く改善していきたいところです。また、LD%も高いので被安打を多く打たれやすく、この辺りは直球を減らしてシュートを増やすといった工夫で何とかなるのではないかと思われます。 「総合」 入団当時はフォームが似ていたことから「黒田二世」と称され、かなりノビシロの高い高卒右腕ということで期待されていましたが、正直言われていた程あまりノビシロがなかったのかなと感じる次第です。現に入団当時は最速146キロでしたが、プロ入り後の最速は147キロと僅か1キロしか成長しなかった点が尚更強く感じさせるところです。それでも技術面で成長を見せ、一軍の戦力として計算に入れられる投手に育ってくれたのは斉藤や相澤らが退団してしまった今となっては大助かりではないでしょうか。課題の制球面も二軍では今のところ僅か1四球しか出しておらず、三振もまずまず奪えており、今のところは理想的な曲線で良くなっているのではないでしょうか。それだけに二軍に置いておくのは勿体なく、一軍に昇格させても良いのでは? 『余談話』 こちらは一足お先にGWで連休となっており、暇なのでNINTENDO64を起動して『パワプロ2000』を起動させてみますと、ドラマティックペナントが途中になっていました。投手起用法を見てみますと、このような形になっておりました。先発:佐々岡(完投)、横山(スタミナ限界)、ミンチー(調子次第)、紀藤(調子次第) カンバーランド(勝利投手)先中:黒田(リード時)、高橋建(ビハインドでも)、山内(敗戦処理)中継:玉木重(接戦リード時)、苫米地(リード時)、小林幹(ビハインドでも)抑え:ウルソー(セーブ狙い)※ 元々一軍に収録されていた澤崎、山崎慎両投手は玉木重、苫米地と入れ替えてました。 元々先発には黒田、澤崎が入っているのですが、黒田はスタミナCなのですが「スロースターター」、「寸前×」を所持しているので4回か5回途中でバテて先発として殆ど使えず、澤崎に至ってはスタミナが何とEしかないというとんでも仕様となっており、とても先発で使えませんというか抑えやってませんでした?。その点紀藤は特別悲惨なマイナス能力もないので先発の方に移動し、「ゲームでは」コントロールC、スタミナD(80ありますのでちょっと鍛えればCになります)とかなり使えたカンバーランドの二人を起用していたようです。しかし、やはり小中学生時代にプレイしていただけに、何気に外国人枠を無視した起用法となっていますね・・・(当時は投手:野手の比率が3:1、1:3は禁止)。そう言えば日本ハムや西武も無視してフランクリン、オバンドー、ウィルソンら、ポール、フェルナンデス、ジェファーソンらを同時起用していたような・・・。試行錯誤を重ねて、更に美味しくリニューアル致しました!!ふわふわで味も濃く、さらにおいし...価格:540円(税込、送料別)