広島 新人選手紹介 1、2
『長井良太』 それでは今回からは新人選手を掘り下げて見ていきたいと思います。今回取り上げる選手はドラフト6巡目指名のつくば秀英高校の長井良太投手です。長井投手は最速149キロを計測する直球が売りの本格派右腕とのことで、直球の質が良いという評価を受けていました。動画ないのでどのような投球フォームかは分かりませんが、バランスの良い投手という評価を受けているようです。今年の夏では2試合に登板して14イニングを投げて18奪三振3四球と素晴らしい投球内容を残していました。球種はスライダーやフォークなど一通りの変化球を持っており、制球面の方でもこの夏2試合のみですが非常に安定した制球力のようなので、案外すぐに出てくるまとまった投手を連想させます。夏の時期には3巡目で消えるかも?と評されるなど案外掘り出し物なのかな?という期待感を抱かせる投手です。同じ6巡目指名を受けた中崎のように下位指名からの逆襲を期待したいと思います。担当:鞘師スカウト(関西地区:兵庫県) 『アドゥワ誠』 それでは続いては5巡目指名を受けた松山聖陵高校のアドゥワ誠投手を見ていきたいと思います。触れ込みによりますと、最速145キロの直球と落差の大きいカーブ、チェンジアップを武器にするナイジェリア人の父親を持つハーフ、故に身長は196センチと非常に大柄な投手で、長身から投げ下ろす角度のあるフォームも一つの武器とのことです。しかしながら動画を見る限りでは素人目にはまだまだ課題を残してそうなフォーム(下半身を使えていない感が)をしていました。ちなみに夏の成績は50.1イニングを投げて26奪三振17四球と甲子園では7四球と荒れたようですが、与四球率は3.04とまずまず良い数字を記録しており、長井と同じく制球面は特別大きな破綻はなさそうです。担当:白武スカウト部長(中国・四国地区:愛媛県) 近年、広島が指名している変化球を一通り持ったまとまったタイプの投手らのようです。体が出来上がれば案外すぐに出てくれるのではないかなという期待感を抱かせる投手らで、二人ともスタミナ面も問題なさそうなので(アドゥワは180球投げて140キロを計測したとのこと)、楽しみにしたいと思います。野球太郎(no.020)