シーズン検証 オリックス編2
『打撃編』 それでは引き続き、オリックスを見ていきたいと思います。今年のオリックスは外国人打者が悉く不振でアテにならず、打率は最下位、本塁打数はワースト2位、打点は何と475打点と唯一の500打点割れと全く奮いませんでした。 そんな中で見事な活躍を見せたのが糸井、昨年は不振でしたが今年は復調して打率.306、17本塁打53盗塁をマークし、OPS.849と見事な成績を残しました。それだけに、来季阪神への移籍が決定してしまい、大きな戦力ダウンは避けられないでしょう。また、T-岡田も開幕直後は大不振で二軍降格を経験したものの、復帰して以降は中軸として活躍し、.284、20本塁打76打点、OPSは.828と糸井と共に打線を引っ張りました。また、課題の選球眼も.450と低いながらも徐々に克服しつつあり、これまでは選球眼があまりにも悪すぎて計算の立ちにくい選手でしたが、来季は多少安心できるのではないでしょうか。 逆に期待されながら不振だったのは外国人カルテット(モレル、ボグセビック、ブランコ、クラーク)、モレルは個人的には予想通り対応力の低さを露呈して.244、8本塁打、OPS.683と.700にすら届かず、ボグセビックはOPS.601、ブランコはペーニャを切ってまで獲得した選手でしたが.699と大外れに終わりました。西野も年間通して二塁のレギュラーを守りましたが、昨年の打棒を見せるには至らず、出塁率.333と上位を打つ選手としては物足りない成績に終わりました。長年期待されている駿太や昨年終盤に活躍した小田も揃って不振となり、実質シーズン通して働いたのは糸井と岡田の二人だけに留まりました。 しかし、そんな中で一つ大きな期待を抱かせる星として現れたのが新人の吉田正尚、個人的にもS評価をして期待していたのですが、春先に腰痛で早々離脱してしまって残念でしたが、8月に復帰して以降は持ち味の打力を発揮し、打率.290、10本塁打、OPSは.854と打数こそ違いますが糸井や岡田をも上回る成績を残し、来季は中軸打者としての活躍を期待されます。打撃内容も非常に優れた数字が並んでおり(ミート力6.79、選球眼.740、IsoP.203)、十二分に来季も期待できるでしょう。しかしながらあのフルスイングは持ち味でもありますが故障の要因にも繋がる危険性を孕んでおり、現に春先に腰痛で離脱しているなどシーズン通して活躍できるのかが一つ焦点となりそうです。また、アメリカ帰りの中島は春先から不振で一二軍を行ったり来たりするなど外国人カルテットと同じく期待外れな働きに終始していましたが、後半戦からは打撃の感覚が戻ったのか打棒を取り戻し、結果的には.290、8本塁打、OPS.785と好成績を残して復調の兆しを見せました。打撃内容自体も悪くない数字が並び、来季は今度こそ中軸打者としての期待が高まるでしょう。 中軸は吉田、岡田、中島の三人に一定の目処が立ったことは一つの収穫ではないでしょうか。糸井が抜けたことにより、チャンスメーカーの台頭が必須となり、西野や小田、駿太辺りのチャンスメーカーの台頭が必要となってきそうです。う~ん、これで糸井が残留すればロメロの加入もあって強力打線になる可能性もあっただけに惜しいところです。【生食OK】特大3Lサイズ!カット生ずわい蟹(高級品/黒箱)内容量1000g/総重量1300g[送料無料]約4人前【カニ】【かに】【蟹】【カニしゃぶ】【鍋】