ドラフト総括 日本ハム編
『去るスター、来るスター』 引き続き、先月行われたドラフト会議の結果を12球団別に見ていき、それぞれの選手の特徴を広島『新人選手紹介』程ではないものの、個人的な主観に基づく短評のようなものを書いていきたいと思います。 1巡目 「清宮幸太郎」 右投左打 一塁手 早稲田実業 言わずと知れた今年のスター選手、高校通算新記録を打ち立てた屈指のスラッガーです。長打力は勿論ですが、打撃内容も非常に高いレベルに位置付けており、打撃内容は安田の方に分がありますが、IsoPといったパワーの面では間違いなく今年の高校生NO.1スラッガーと言えるのではないでしょうか。更に日本ハムというチームカラーを考えると早い段階での一軍起用があり得そうです。 2巡目 「西村天裕」 右投右打 投手 NTT東日本 評価:D 最速154キロを計測する剛腕、本来は大学の時点で指名されているはずの選手でしたが、トミー・ジョン手術を受けてプロ入りが2年遅れた形となったそうです。スライダーやスプリットを武器とするところなどはタイプ的には阪神の一巡目指名馬場と似ている感があります。三振を奪える能力はありますが、日によって投球結果が両極端なものとなっており、圧巻の投球をしたかと思えば大量の被安打を浴びて炎上する試合なども見受けられます。 3巡目 「田中瑛斗」 右投左打 投手 柳ヶ浦 最速149キロの直球に多彩な球種を操る高校生右腕、ただ山口程ノーコンというわけではありませんが、こちらも制球に不安を残しているタイプです。ただ既に変化球はしっかりしたものを持っているとのことで、体を作って制球面を改善できれば主戦投手としての期待が持てそうです。 4巡目 「難波侑平」 右投左打 二遊間予定 創志学園 投手ですが内野手としての指名で、二遊間にコンバートする予定とのことです。触れ込みでは広角に打ち分ける3番打者とのことですが、確かに一発長打といったタイプではなく、二塁打や三塁打などを打っていくタイプで、現にコメントでは田中賢介や中島卓也といった選手の名前が挙がっています。ただ近年別のポジションから内野手へコンバートして成功した事例はほぼなく(日本ハムの中田が内野手として大成しましたが一塁手)、鈴木誠也ですら三塁や遊撃は無理だっただけに厳しいのではないかと見ています。 5巡目 「北浦竜次」 左投左打 投手 白鴎大足利 最速147キロの大型左腕でスライダーとカーブを操るとのことです。この手のタイプは制球に課題がありそうですが、この投手の場合は与四死球率がまずまずで破綻はないところは非常に魅力的です。ある程度の制球力がある球の速い左投手というのはそれだけでお買い得で、この順位で取れたのはラッキーだったのではないでしょうか。 6巡目 「鈴木遼太郎」 右投右打 投手 東北学院大 評価:D 最速150キロの直球とスライダー、チェンジアップが売りの投手です。今年に入って与四死球率が2.355と一気に良化しており、制球力を引き上げてきました。即戦力というわけではなく、伸びしろランプも点灯はしていない素材型投手ですが、まだまだ伸びそうで非常に楽しまなタイプではないでしょうか。 7巡目 「宮台康平」 左投左打 投手 東京大学 評価:D 最速150キロの直球とスライダーが武器の東大左腕、ただ制球がノーコンの領域となっている程の制球難で、しかも今年に入ってからより投球内容も大幅に悪化するなど迷走気味の状態です。話題性で獲得した感があり、千葉ロッテを戦力外となった田中の二の舞とならないかが心配です。 日本ハムのドラフトで象徴的なのは何と言っても清宮、何故だか分かりませんが目玉選手を引き当てている割合が高いのが特徴です。日本ハムのスター選手である大谷がMLB挑戦してチームを去る中で、図ったかのように新しいスターがチームに加わりました。指名した投手を見てみますと、西村がパワータイプ、田中はレベルの高い総合力タイプ、鈴木はスリークォーター気味のフォーム、北浦と宮台は左と様々なタイプを揃えました。ただ即戦力として期待できそうな投手は個人的な見立てではおらず、大谷や増井といった投手陣の柱が抜けており、若手投手にも期待できそうな投手は見当たらず、あくまでもチームを立て直す為の将来性重視の指名を展開しています。ドラフト採点:85点※驚異の再注文率”80%”[生麺 らーめん ご当地ラーメン ] 河京の喜多方ラーメン『お得用』喜多方ラーメン12食入【ギフト対応承ります】価格:2000円(税込、送料別) (2017/11/30時点)