新外国人選手紹介 11
『エドガー・オルモス』 それでは引き続き新外国人選手について見ていきたいと思います。今回は千葉ロッテが獲得したオルモス投手、まだ28歳の左腕投手です。主にMIA傘下マイナーでプレーしていましたが、昨季はBOS傘下3Aで29試合に登板(先発登板は6試合)して9勝、防御率は2.68を記録しており、2016年はBALで42試合に登板して防御率2.88をマークしており、キャリアは主にリリーフ登板が多いようです。 まず投球スタイルですが、最速155キロの直球にツーシーム、チェンジアップ、スライダー、ナックルカーブを操ります。それでは恒例の縦スラのチェックをしていきたいと思いますが、変化は横が-3.3、縦が4.4と残念ながら成功圏内には入っておらず、どちらかと言えば日本人が投げる横滑り気味のスライダー寄りの球種です。また、直球自体がツーシームのように沈み気味(5.1)で、ツーシームは3.2とそれよりも更に沈むなどかなり珍しい球種であり、横浜の山崎のような落ちるツーシーム+横変化も大きい強力な球種となりそうです。また、チェンジアップもツーシームと同じく3.0となっており、球速帯も10キロ程違うだけに、幻惑することもできそうで楽しみです。 それでは奪三振率ですが、一年毎に7.50強だったり9.50前後を記録したりと不安定ですが、それでもまずまず三振を奪えるということは分かります。次に与四死球率ですが、与四球率は3.50前後で推移していますが、与四死球率だと4.12や3.93となるなど制球力にやや難があるタイプでしょうか。 最後にbatted ballと球威ですが、被安打数は投球回数以内に抑えており、昨季は87.1回を投げて67安打、一昨年は68.2回を投げて63安打となっています。これまでは投球回数より若干低いぐらいの被安打数でしたが、昨季は一気に改善されています。被本塁打率は0.62、0.52とまずまずの数字となっています。batted ballは近年はGB%が50%となっており、ゴロを打たせることに長けた投手です。 スライダーやツーシームなど横変化の揺さぶりを得意とし、更にツーシームは縦変化としても強力な役割を果たしており、縦のツーシームの効果は薮田や山崎の活躍を見れば窺い知ることができます。十二分な球種を持っており、様々な変化で勝負することができ、指標も制球以外は悪くなく、ゴロを打たせられる投手ということで活躍できるのではないでしょうか。懸念となる点は制球力がサファテらのように改善(というよりかはごり押し)できるかどうかでしょうか。球速もありますし、四隅を突くよりも元広島のバリントンのように真ん中付近に投げ込んでそこから適度に散らすといった投球で通用するのではないでしょうか。リリーフ起用がメインとなりそうですが、個人的には先発としても面白いタイプではないでしょうか。選手評価:A(活躍を期待)【銀座最高のバレンタインを】SALON GINZA SABOU しょこらずき(小サイズ・プチギフト)