予告相手先発対策
『対笠原』 開幕2連勝と順調な滑り出しを見せた広島、明日の予告先発はこちら側が大瀬良、中日の先発は笠原と発表されましたが、ここで笠原の投球内容を見ていきたいと思います。 笠原は昨季18試合に登板して48.2回を投げて1勝、防御率は3.14と新人ながらも好成績を収め、2年目の今季は開幕ローテーション入りを果たしました。まず特徴的なのが7.95という奪三振率にあり、三振を奪える投手です。しかしながら与四死球率は4.99とプロの標準となる3.50を大きく越えており、特に死球が非常に多いタイプなので打者は故障しないように注意して欲しいところです。球種は『新人の活躍結果』記事にて指標を上回る活躍を見せた時に取り上げた通り、チェンジアップが武器で被打率が.105と非常に有効な球種です。最後にbatted ballですが、FB%が55%を越えており、典型的なフライボーラーです。肝心の球威面も.104としっかりと抑えられており、制球力の改善が見られれば横浜の今永のような投手に育つ可能性を秘めており、非常に厄介な投手となっていくことでしょう。 こうして見ると、開幕投手を務めた小笠原とほぼ同じようなタイプの投手と見て問題ないでしょう。ただ小笠原よりも球威の面には問題はないものの、被本塁打率は0.74と一発病持ちのようですね。また、チェンジアップは空振り率は17%と20%を越えてくるわけではなく、投球の4分の3を占める直球とカットボールの被打率は.250~.280で推移しており、小笠原よりも四死球が多いタイプなので、逆に炎上してKOも期待できる投手です。配球傾向を見ると、浅いカウントやボール先行の場面ではチェンジアップの割合が低く、特にボール先行時はチェンジアップは殆ど使ってこない傾向がより強いので強振して見るのも面白そうで、逆に追い込まれたらファールで粘って四球をもぎ取りたいところです。右打者だとチェンジアップが厄介なのでそう簡単に上手くいかないかもしれませんが、左打者にはチェンジアップを投げづらいことが予想され、現に左打者への三振率は右打者と比べると格段に下がっており、小笠原と同じく左打者がカギとなるでしょう。ちなみに打者の相性を見てみますと、意外ですが菊池が笠原を打ち込んでおり、今季初安打を期待できそう?でしょうか。※ 笠原のbatted ballはこちらをご覧いただければと思います。送料無料/カレー/特製中辛ビーフカレー3食セット/業務用