2018年 広島選手詳細 3
『大瀬良大地』 それでは今回は大活躍した三人の一人である大瀬良大地投手を見ていきたいと思います。これまでも先発ローテーションとして活躍を見せてきましたが、今季は投球フォームを二段モーションに変更したことが功を奏し、力強さを増して先発ローテーションの端に定着し、初めて投球回数が180回を越えて15勝をマーク、防御率は初の二点台となる2.62を記録しました。今季の活躍によって最多勝、最多勝率のタイトルを手中にするなど飛躍の一年となりました。 まず二段モーションに変更したことで一番大きく飛躍したのは奪三振率、これまでは三振を奪えずに奪三振率が7.00すら下回る数字でしたが、今季は7.86と大きく上回り、先発投手としては非常に高い数字を記録し、一転して三振を奪える投手へと成長を遂げました。また、与四死球率は2.23と力強さを増したからといって制球力が悪化することもなく、寧ろこれまでの2.56、2.72よりも良くなっています。続いてbatted ballですが、217GB:179FB:43LD:49IFFB:22HRとなっており、FB%が49%と典型的なFB投手です。ただ球威面は被本塁打率が1.09と非常に高い数字を記録しているのが原因で、被IsoPは.141となっており、これは高い数字です。ただ典型的なFB投手で被本塁打率が1を越えていながらも.150を下回っているところを見ると、一発以外の長打はそれほど打たれていないはずであり、一発病さえ何とか改善すれば一気に改善するのですが、残念ながら終盤まで一発病は消えていません。 最後は大瀬良の持ち球ですが、直球が4割、カットボールが3割、フォークとスライダーがそれぞれ1割となっており、時折カーブ(5%)を織り交ぜる投球です。まず直球ですが、空振り率こそ昨季こそさほど変わりはありませんが被打率が力強さを増したこともあって.040程下がって.223を記録、ただ力強さを増したことで自信を持って投げるようになったことが逆に災いして安易に投げてしまうことがあるのか?14本と昨季よりも3倍近く一発を被弾するようになりました。次にカットボールは.206、空振り率は16%と昨季よりも向上(.268、13.5%)しており、特にフォークは.204、空振り率は21%と遂に20%越えを果たしています。フォークは昨季終盤から積極的に使い出し、今季は更にフォークを進化させています。力強さを増した直球とフォークの向上がカットボールにも相乗効果をもたらし、引き出しが増えたことで課題だった長いイニングも投げられるようになりました。また、一球速報では表記されませんでしたが終盤からシュートを投げ始めており、このボールが被本塁打を抑える一手となるでしょうか。これまで直球を投げ込んでいたところにシュートを投げれば一発という事故を減らせることができるのではないかなと期待しています。 二段モーションが功を奏して投球内容を劇的に向上させて名実に共に投手陣の柱へと成長した大瀬良、薮田が不調に陥りながらも広島が差連覇を成し遂げることができたのは間違いなく大瀬良の成長も一つの大きな要因と言えることは確実ではないでしょうか。しかし、かつてエースとして君臨した前田健太やルイス、黒田博樹氏のようになるにはやはり一発病を改善したいところです。そこさえ改善することができれば名実共に広島のエースとして君臨してくれることになるでしょう。メガ盛り!牛タン コロコロ煮込み用1kg[500g×2パック]【送料無料】牛タンブロックから切り出したサイコロカット!牛タンシチュー,牛タンカレー,ゆでたん,業務用に。