2018年 広島選手詳細 13
『西川龍馬』 今回は野手の西川龍馬内野手について見ていきたいと思います。今季は開幕当初から絶不調で打撃不振によって二軍降格、その後は同じく打撃不振だった安部と入れ替わるように三塁のレギュラーに定着して打撃で結果を残し続けましたが、守備面の不安もあって後半からは安部にレギュラーを譲るようになりました。それでも自己最多の107試合に出場して361打席立ちながら打率も.309を記録し、OPSは.814と打撃成績は非常に充実したものとなりました。 まずIsoPですが、昨季から徐々に長打力がついてきているとどこかで確か書きましたはずが、今季も.141と昨季とほぼ同じ(.142)数字を記録しています。この数字は田中や菊池らよりも上回っており、フル出場すれば10本塁打以上15本塁打ぐらいの長打力が期待できそうでしょうか。続いてミート力は6.41とこれまでの数字(2016年5.67、2017年5.83)よりも高くなっています。そして選球眼(BB/K)ですが、今季の数字は27四球/51三振で.529と遂に.500越えを果たし、この数字も勿論一番高い数字となりました(.444、.286)。昨季身に付けた長打力を維持しつつ、打撃内容を進化させており、正に理想的な形で成長しており、来季が楽しみな選手です。 それではbatted ballですが、167GB:66FB:28LD:10IFFB:6HRとなっており、GB/FBは2.04と意外にもゴロを打つ割合が非常に高く、何と野間よりも高いです。これで一体どうやってIsoP.141を記録しているのでしょうかね^^;。ちなみに内野安打の割合は13.9%とほぼ14%台に入っており、内野安打は多い方ですね。打球別打率ではGB打率が.263、FB打率が.439、LD打率が.750となっています。GBが非常に多いので「もしかして西川は強烈なゴロでヒット稼ぐタイプなのかな?」と思いましたが、内野安打の数を減らすと.180に下がるので特に関連はなさそうですね。FBの割合が少ないながらもFB打率が.439と非常に高く、FBの割合をもう少し増やすことができれば更に打撃も良くなるのではないでしょうか。 最後に打球方向ですが、どちらかと言えばレフト~センター方向への打球が多く、ライト方向への割合は20%弱と非常に少ないですね(知れば知る程どうやって.141も記録したのか)。打球方向別打率はレフト方向への打率が.363、一発も2本放つなど非常に長けており、割合の少ないライト方向へも.500、4本塁打を記録するなど『真の広角に打ち分ける打者』ですね。ただセンター返しが苦手なようで、これは新人の頃からその傾向が強いようです。また、昨季はレフト方向への打率が1割台と壊滅的で、新人の頃は今季と同じく3割を記録していました。BB/Kが.300すら切っているところからすると、恐らく開幕当初の不振は長打がついたことによって引っ張りに比重を置き過ぎたことにより、打撃が荒くなってしまったことが原因なのかもしれませんね(オープン戦から三振も多かったですし)。 FBの割合が低いにもかかわらず、その数少ないFBで長打やヒットを打ちまくって.141を記録、広角にも打ち分けられる打撃センスを持つなどやはり打撃の天才と言われる理由が分かる選手です。まだ体も細いのですが本人も自覚しているようで、このオフに体を鍛えるといった記事が掲載されていましたね。データを見る限りだともう少しだけFBの割合を増やすことができれば今よりも劇的に打撃成績が大きく伸びる可能性があり、20本塁打以上記録できる可能性を十分に秘めている打者だと思います。個人的にはかつての主砲栗原氏や前田智徳氏といった中長距離打者になれる資質を秘めており、鈴木誠也と共に次世代の主軸を担って欲しい選手です。ただし、西川の場合はあまり長打を意識しすぎると開幕当初のようになってしまうことがあるということが何となく判明した?だけに、打球を上げる意識を持ちつつもあまり荒くならないように何を言っているんだ^^;気を付けて欲しいところです(フライよりもフライナーを打つ意識の方が良いかもしれませんね)。かつては栗原氏も2009年に長打を意識しすぎるあまり打撃を崩していた記憶もあり、同じ轍を踏まないようにしたいところですね。個人的にはスタメンに定着してもらって5番を任せられる存在になってくれればなと思います。【ポイント5倍】【お歳暮好適品 送料無料】スープ3種とクリームシチューの詰め合わせギフト《北海道・北東北・沖縄は別途送料1,080円注文後加算》母の日 父の日 お中元 お歳暮 内祝 出産 快気祝い レトルト ギフト おかず スープ シチュー