2022年 広島選手詳細19
『森下暢仁』 本日は広島の選手について見ていきたいと思います。今回は森下投手、3年連続で規定投球回数に到達して二桁勝利を記録しました。その一方で勤続疲労は隠せず、昨年は右肘の手術を行い、初めてリハビリを経て春季キャンプを迎えることとなります。 まず奪三振率ですが、178.2回を投げて133奪三振で奪三振率は6.70と一昨年の7.27よりもさらに下回る数字となり、非常に物足りない数字となりました。制球力は52四死球で与四死球率が2.62とこちらは一昨年よりも良い水準(3.03)となっており、キャリアハイとなりました。奪三振数は少ないものの制球力に長けているのが功を奏してK/BBは3.02と3.00を越えてきています。 次にbatted ballですが、285GB:161FB:58LD:51IFFB:13HRとなっており、GB/FBが1.27でGB%は50.2%とゴロが5割を記録しており、1年目の水準に近い結果となりました。ただし、LD%は10.2%と高めとなっており、被安打数は195安打と内野守備陣の問題も多分にあるかと思われますが、投球回数を大きく上回る結果となりました。一方で球威は被IsoPが.099とそこまで高い数字でもなく、ゴロの打球で連打が続いてしまった影響が大きいでしょうか。森下のような球に力のあるタイプならば広島の守備陣の場合だとフライの方が被安打数を抑えられるのかもしれませんね(一昨年はGB、FB共に45%で、163.1回144被安打でした)。 続いて球種ですが、直球が45%、カットボールが21%、カーブが15%、チェンジアップが13%、残りがツーシームと一昨年の投球構成とさほど変わっていません。相変わらずチェンジアップが優秀な球種で、被打率は.173で空振り率が20%を越えているなど決め球として十分な球種であり、続いてよく投げるカットボールも被打率は.224、空振り率は15%とこちらも優秀な球種です。ただし、明らかに悪くなっているのが直球とカーブの2球種、それぞれ被打率は.315、.280と一昨年から大幅に悪化してしまい、特に直球は新人の頃から年々被打率も空振り率も悪化の一途を辿ってしまっています。個人的には新しく投げ始めたツーシームに問題があるのでは?と感じるところで、直球に悪影響が出てしまっているのではないでしょうか?昨季は被打率も.410と非常に高くなっている上にこの球種を投げ始めた昨季から奪三振率が新人の頃に比べてガタ落ちしてしまっているだけに、大きく変わった点としてはやはりこの球種を投げ始めたからでは?と素人ながら思ってしまうところです。 最後に投球フォームですが、こちらが一昨年の12奪三振を記録した際の投球フォームで、こちらが昨季の投球フォームとなります。一昨年に比べると右肘の位置が下がってしまっているように感じ、昨季は低い位置から球が放たれており、一昨年は高い位置から垂直に振り下ろすような形になっています(一昨年の動画の際の1:32辺りと昨季の動画の際の1:16を見比べてみると何となく分かるでしょうか?)。これは右肘の骨棘が原因でこのような形になってしまったのか?はたまたツーシームを投げ始めたことで生じたのか気になりますが、右肘の手術で骨棘を取り除いたのでどちらが原因なのか判別できるかも?しれません。 懸念していた通り新人の頃から投げさせ過ぎたことにより、遂に勤続疲労の影響が出てしまった格好となりました。ただ幸いにも監督が新井監督に交替して球数制限を設ける方針ということや右肘の骨棘を取り除いたことで不安もなくなったと思います。どうやら開幕に間に合うとのことですが、シーズンは長いですからあまり無理せずに慎重に調整していって欲しいところです。やはり1年目の頃の圧倒的な投球を見た者としては疲労の影響は勿論あるでしょうが物足りない印象を持つだけに、今季こそは1年目の頃のような圧倒的な投球を見せて広島の投手陣を引っ張って欲しいところです。★【クーポン利用で期間限定半額以下!5,000円→2,099円!】スーパージャンボクーヘン 5種の味から選べる3個セット 1個500gの超ド級バームクーヘンが3つ入り! 訳あり わけあり スイーツ お菓子 送料無料 在庫処分 バレンタイン バレンタインデー ホワイトデー お返し