海外野球情報
『野球新興国の勢い』 本日はチェコとブラジルの野球について見ていきたいと思います。実はこの2ヶ国は共通している点があり、どちらも国際大会で国民の関心を集めて多少なりとも野球に注目が集まるようになってという点にあります。 まずチェコはWBC本選出場を決めて中国に勝利を収め、野球強豪国である日本や韓国、豪州ともコールドにならずに最後まで亘り合った点や紳士なプレーに日本中の関心を集めました。また、チェコ開催となった2023年の欧州野球選手権大会では約92万人もの視聴者数を記録しました(twitter)。政府からの支援するスポーツ種目にも選ばれるなどチェコ野球界にとって大きな1年となりました(twitter)。その勢いのあるチェコですが、今年に入ってBC神奈川に若き右の強打者プロコップ内野手の入団が決定して、来週の水曜、木曜日に開催される日欧野球にもチェコからは4名の選手が参加します。そして何よりも凄いのがどちらもチェコで取り上げられたという点、まずプロコップ内野手の日本球界進出がチェコ国営テレビで報道されました(twitter)。更に何と日欧野球がWBCや欧州野球選手権大会に続いてチェコの国営放送でもライブ中継される事も判明(twitter)、2試合とも試合中継されるとの事です(twitter)。今までならば間違いなくスルーされていたであろうニュースや試合中継が今やしっかりと取り上げられるようになっており、間違いなくチェコ国内でも野球がじわじわと浸透してきた証なのではないでしょうか。 続いてはブラジル、前回の記事にてパンアメリカン競技大会にて強者を次々と破って銀メダルに輝き、国民の注目を集めました事を書かせていただきました。MLBでもブラジル人選手が増えてきており、NYYにも初のブラジル人投手が在籍していますが、三振に取った時の投手がどうやらそうだったようですね(twitter)。ちなみに元巨人ビエイラがLAAのトラウトと対戦して空振り三振に打ち取ったそうです(twitter)。こちらも前回の記事にてアカデミーの設立などで躍進を遂げつつあると書かせていただきましたが、そのブラジルにて現在サウスカロライナ州フロリアノポリスに球場建設に関する署名活動が行われている事が判明しました(twitter)。こちらがサイトとなっていますが、今のところ5000人の目標中2488人が賛同しているとの事で、この州での野球・ソフトボール愛好家が増えているものの、正式な球場がまだないそうです。寄付などではなくオンライン署名のようで、ブラジル野球の更なる成長や発展の為にも興味のある方は是非署名に協力していただければと思います。野球太郎No.049 2023ドラフト総決算&2024大展望号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]