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カテゴリ:海外リーグ野球
『再始動へ』
今回はギリシャの野球について少しだけ触れていきたいと思います。 ギリシャで野球と言えばオールプロで臨みながらも後に阪神へ入団するオクスプリングや元阪神ウィリアムスの魂の回跨ぎ熱投(いつの間にかウィリアムスを応援していた程、あの時の投球は痺れましたね)を見せ、日本がまさかの銅メダルで終わったのが記憶に新しいです。 実はギリシャも代表チームを編成して野球競技に参加していたのを覚えているでしょうか? ただギリシャ国内の選手はほぼおらず、ギリシャ系アメリカ人で編成した代表チームでしたが、何と当時最強を誇っていたキューバ相手に4-5の1点差負けやイタリア相手に勝利を収めています。 しかしながら元々野球がそこまで盛んではなかったギリシャ、五輪終了後は国内リーグも開催されていたらしいですが、リーグが休止してしまって以降は全く音沙汰なしとなり、せっかくの球場も手入れされずに荒野状態となっていたようです。 そんなギリシャですが、近年再始動して昨年にはチェコで開催された欧州野球選手権大会にも参加し、今年行われたプラハベースボールウィークにも日本とは違うプールで参加しており、少しずつですが野球普及の動きが出ています。 それでもまだまだギリシャ系アメリカ人でチーム編成されているようですが、こちらのtwitter情報(1、2)によりますと、かつてアテネ五輪に参加した人々らの活動によって国内でもセミナーや球場の目処も立つなど国内環境にも改善の兆しが見られます。 個人的にはチェコが良いモデルケースとなるのではないでしょうか? ハジム監督は常々「チェコで生まれ育った選手で勝たなければならない」と話しており、やはり国内で人気や市民権を獲得していくには国内の環境や発展が必須です。 しかしながら現状のギリシャではまだまだそれなりに整備されていくには時間がかかるのも事実、なので多くのギリシャ系アメリカ人の力を借りなければならないのも事実でしょう(実際チェコもソガード選手が参加していましたね)。 ですのでまずはギリシャ系アメリカ人達が国際大会やプロリーグでの活躍を収め、ルーツをアピールしていく事も大事なのではないでしょうか。 ちなみにプラハベースボールウィークにはアメリカでプレーしているギリシャ系アメリカ人の学生選手が参加していたようです(twitter)。 この辺りはイタリア系アメリカ人財団を参考にしてギリシャ国内での野球発展を期待したいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.20 17:00:10
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