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カテゴリ:広島東洋カープ
『森浦大輔』 本日はオールスターがあり、11-6でセ・リーグが勝利を収めました。 中でもパ・リーグの先発を務めた日本ハムの山崎福也が2番指名打者で出場、セ・リーグは代打に床田が出てくるなどユニークな演出もありました。 今回は前半戦が終了したので広島の選手を取り上げてみたいと思います。 今回は森浦投手、昨季は不調で13試合の登板に留まって防御率6.17と不本意な成績に終わりましたが、今季はここまで31試合に登板して防御率1.61と好成績を残しています。 特徴的なのが左腕であるものの、起用される場面は右打者に対してである場合が非常に多く、他にはピンチの場面で火消しとして登場する傾向があるでしょうか。 まず何よりも高いのが奪三振率、2022年に匹敵する9.00を記録するなど高い奪三振能力を誇っています。 しかしながら気がかりなのは与四死球率、今季は28回で15四球を出していて与四死球率が4.82とかなり悪い数字となっており、登板数が少なかった昨季を除いてワーストとなっています。 特に右打者に対して安打数よりも多い12四球を記録しており、単純計算で算出した被出塁率では右も左も実のところあまり差がないようです(対右.310、対左.316)。 打球管理は40GB:13FB:3LD:10IFFBとなっており、GB%が60.6%とが非常に高い割合となっています。 そのGB%の高さの影響か、被IsoPは.011と殆ど長打を打たれておらず、実際に被弾は今季まだ一度もありません。 投球は基本的に直球(60%弱)とチェンジアップ(30%)で8割を占めており、時折カーブを投げる構成となっており、スライダーはほぼ封印しています。 球種はチェンジアップがやはり魔球と呼ばれるだけあって被打率.135、空振り率は28%と栗林のフォーク以上の空振り率を記録しています。 ただ直球は被打率.240、空振り率は4.8%と特別秀でたところはなく、時折カーブで緩急をつけて直球を引き立たせ、最後にチェンジアップで仕留める構成となっています。 最後に投球フォーム(動画)ですが、相変わらず右膝が突っ張るタイミングは早すぎる印象で、投げ終わった後は右足が浮いてしまって跳ねるような形になってしまっており、これをもう少し修正できれば直球にも威力が出てくるかと思います。 しかしながら昨季は三塁側に体が流れてしまい、リリースしている時も体が流れながら放っていたので今よりも更に直球の威力が削がれてしまっていたのかな?と思いますが、今季は三塁側に体が流れるまでには至っておらず、踏み止まれていますね。 ただやはりこの下半身の形だと制球はどうしても良くはならないのかな?とは思います。 先発でも面白いのではないか?という声も聞かれますが、直球とチェンジアップ、投球フォームを見る限りだとやはりリリーフタイプだと思います。 ただ下半身の使い方をもう少し是正できればもっと直球やスライダーの精度も上げていけそうな印象は受けるだけに、セットアッパーを目指して頑張って欲しいなと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.24 00:00:06
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