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カテゴリ:海外リーグ野球
『集客好調も潜む危機』
今回はオランダの野球について触れていきたいと思います。 チェコに続いてオランダでもハーレムベースボールウィークが開催され、決勝戦は日本対アメリカとなり、試合結果は日本が勝利して優勝を収めました(twitter)。 詳細なランキングは侍ジャパン公式サイトで確認できますので、是非ご覧いただければと思います。 また、観客動員数はこちらのtwitter情報によりますと、観客動員数は合計62300人だった事で、平均は3115人で、以前に行われた際の平均1760人から1.8倍増加しました。 チェコでもそうですが、国際大会においては観客動員が好調になっており、これを国内リーグに繋げていきたいところです。 さて、開催国となったオランダは台湾を下して3位となったわけですが、実はオランダにとっては何が何でも結果を残さないといけない大会だったそうです。 こちらのtwitter情報によりますと、昨年に行われた欧州野球選手権大会にて準決勝で敗退してしまった事でオランダ五輪委員会からの給付金でしょうか?Aステータスが剥奪されてしまったらしく、フルタイムで働く事なく野球に専念できる環境ではなくなったそうです。 これを取り戻すにはプレミア12やWBC、次回の欧州野球選手権大会などで結果を残す必要があるかと思いますが、こちらのtwitter情報ではオランダ野球の強さを支えていたキュラソー島がアルバと組んでオランダとは独立して代表チームを編成する事を目指しており、実際にWBC予選にはキュラソー島として参戦する可能性が高いそうです(ちなみにこちらもtwitter情報ですが、以前はイギリス代表として出場していたバハマも将来的な単独での出場を目指しています)。 そうなってくると、オランダ代表で招集要請しても拒否される可能性が高くなり、将来的にはプレミア12でもキュラソー島で出場する可能性も出てきます。 観客動員は好調だったものの、その裏ではオランダ野球が危機的状況を迎えています。 他にはイタリアもイタリア系アメリカ人で構成してきましたが、どうやら法律改正でこの手法が通用しなくなる危険性が出てきており、イタリア系アメリカ人を招集できなくなるとレベルが大幅に下がってしまいます。 チェコのハジム監督が言っていましたが、「アメリカ人や南米の選手を多く招集してチーム編成する流れに乗っかってはいけない。やはり自国で生まれ自国で生まれ育った選手達を中心に編成する事で自国での野球振興にも繋がる」と語っていた通りの展開が古豪である両国の危機を見ていると感じますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.24 21:37:20
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