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カテゴリ:広島東洋カープ
『鬼門の明暗』 本日の広島は0-5で巨人に敗れました。 先発床田は3回に先頭浅野に初球の直球を打たれて二塁打を浴びると、続く門脇のセーフティバントに対して三塁へ送球しようとするも小園が飛び出してしまい、急遽一塁へ送球するも悪送球となって失点、二死三塁となって坂本にタイムリー内野安打、吉川に四球を与えると、岡本には打ち取った当たりでしたがセンター前へ運ばれてしまい、この回一挙に3失点を喫しました。 結局5回を投げて4安打5奪三振2四球3失点(4:8:1)、実のところヒットを打たれたのはこの回のみであり、先頭浅野への不用意に投げてしまった初球の直球が落とし穴となりました。 2番手中崎は1回2安打1奪三振無失点(1:3:0)、3番手塹江は1回1安打1四球無失点(1:2:0)、4番手黒原は3者凡退無失点(2:1:0)、5番手大道は丸にダメ押しとなる2ラン本塁打を浴びて2失点を喫しました(1:1:0:2:1HR)。 一方野手陣は巨人戸郷の前に2回や6回に得点のチャンスを掴むも末包が併殺打、堂林と末包の連続三振とチャンスを活かせませんでした。 ただ戸郷は右打者に対して無類の強さを誇り、確実性に難のある2人では厳しかったと言わざるを得ないかな?と思います。 末包は追い込まれてからはある程度見極める事ができていますが(それでも3打席目の空振り三振は見逃して欲しかったですが)、浅いカウントの際は見極めることなく何でもブンブン振りに行ってしまうところは変わっていません。 そろそろこの課題を克服して欲しいところであり、追い込まれるまでは甘いコースのみに設定して待つ事を覚えて欲しいところ、自身は強打者なのですからその強みを活かして欲しいですね。 一方は鬼門バンテリンドームで勝ち越す事が出来ず、一方は長年勝てずにいたマツダスタジアム且つ勝負の9月での天王山という重要な3連戦で3タテと明暗がはっきりと分かれました。 特に昨日の巨人の勝ち方はかつてメイクミラクルを達成した1996年を思い起こさせ、あの年に転換点となったとされる北海道の円山球場での巨人の初回猛攻と似たような印象を受けました(今回は最終回という)。 正直申し上げて「優勝するチームの3タテ」だと感じ、2017年の広島対阪神の天王山にて広島が3タテを収めた事も思い出させます。 個人的には巨人の優勝でほぼ決まったのかな?と感じます。 正直なところ今の巨人のチーム編成からは学ぶべき事が多いはずです。 まずは外国人打者、個人的には昨季の各球団の新外国人打者が軒並み奮わなかった事もあり、「もう新外国人打者をアテにするのは厳しいのではないか?」と思っていましたが、今季はヘルナンデスやモンテスといった外国人打者がしっかりと機能しており、日本ハムではレイエスなど活躍しているので全く期待できないというわけではない事が分かりました。 近年の広島はただ単に3Aの本塁打王を獲得すれば良いやといった姿勢で獲得していますが、もっとしっかりと調査するか、もしくは1人だけで良いのでMLBでもある程度活躍できる4Aレベルの打者を獲得するなど方針を切り替えるべきなのかもしれません。 そして佐々岡政権の時から言っていますが、やはり野手の世代交代が必要な状況であり、そろそろ先延ばしにしている点を転換するべきではないでしょうか? 今季は新井監督の慧眼で見込んだ選手が活躍していたのですが、ここ最近では同じメンバーに固執してしまい、そういった閃きもなくなってしまったのは残念な次第です。 本気でレギュラー争いを活性化させるべき時が来ているのではないでしょうか。 個人的に不動のレギュラー候補は小園も外して坂倉のみで良いのではないかな?と考えています。 何故か今季の小園は絶賛されていますが、はっきり言って非常に物足りない打撃成績で、何よりOPSが野間よりも低い上に.669ではお話になりません。 長打がめっきり減った上に当初は急造で大変だと思われた三塁守備にしてもさすがに三塁固定となりつつある現状で今の守備では物足りず、打率だけならば他に有望な候補が出てきたのならば代打の切り札で良いのでは?となってしまいます。 これは秋山も同様で、OPSが.669では物足りません(矢野のように守備でとてつもないプラスをもたらしているなら話は別ですが、現状そうでもないです)。 来季は同じメンバーのみで固執して閉塞感のある起用をするのではなく、もう一度作り直すぐらいの気概を持って欲しいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.09.13 00:18:07
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