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カテゴリ:広島東洋カープ
『田村俊介』 今回からは例年通り広島の選手を見ていきたいと思います。 最初は若手の中で最も有望株と目されている田村から始めたいと思います。 侍ジャパン井端監督からも注目されて代表にも召集され、オープン戦では3本塁打を記録して開幕スタメンを勝ち取りましたが、殆どを2軍で過ごしました。 今季の1軍出場は主に春先と終盤のみの37試合出場のみに留まり、打率は.198と寂しい成績となりました。 それでも2軍は64試合に出場、打率.280・5本塁打・OPS.754と投高打低のウエスタンリーグでは好成績を残しました。 何よりも昨季に比べて四球数が増えており、昨季僅か59試合出場で8四球しかなかった四球数が21と大幅に増えており、BB/Kは21四球/42三振(.500)と昨季の8四球/48三振(.167)から大幅に改善されました。 1年目が惨憺たる打撃内容からスタートしたのを考えると、それほどまでに低水準だった選手がここまで持ち直す事ができたのは奇跡?と言えるのではないでしょうか。 そして長打力は昨季IsoP.109でしたが、今季は.131と上昇しており、全ての項目で昨季を上回りました。 侍JAPANにも召集されたのでハードルが上がり過ぎましたが、順調なステップは踏めているのではないかな?と思います。 ただ一つ気になる点として挙がるのが長打、再昇格後は二塁打1本しか長打がなく、これに関しては明確にオープン戦や春先の方が長打を打てていたように思います。 その唯一の二塁打が決勝タイムリー二塁打(動画)ですが、真ん中少しだけ外寄り高めという打球を思い切りかち上げるには絶好球ともいえる球が来たのですが、ライナー性の打球となっている上に打ち方も強打者の形ではありません。 また、最終戦のタイムリー(動画)もそうですが、正直ここまで崩れる格好で打たねばならない球ではないはずです。 そんな中で本日掲載された中村貴浩に関する記事にて「打率を上げないと起用してもらえないので…」といったコメントが掲載されており個人的には嫌な予感がしています。 小園も結局ミート重視のスタイルにした事で持ち味のパンチ力が影を潜めてしまい、三塁守備も拙いので正直レギュラー選手としては非常に物足りない選手になってしまいました。 同じ轍を踏んでは欲しくないのですが…。 最後に打撃フォームで気になるのはやはり上げた足を踏み込むまでに動作が多すぎる点や踏み込んだ際に極端に体勢が「く」の字になりすぎているのでは?という点(何やら腹パンでも食らったか?と言わんばかり)が挙がります。 少々比較するのは酷かもしれませんが、同じ左打者の大谷翔平(動画)や松井秀喜氏(動画)と比較してみると、彼ら2人は足を踏み込むまでの動作はバットをすっと引くだけで余計な動作は一切ないですし、踏み込んだ際の体勢も極端な「く」の字になっていません。 基本的に良い打者は大体打撃フォームがシンプルな印象なだけに、この辺りが改善されてくると良くなってくるのかな?と思います。 個人的には田村の足の踏み込みの感じですと、松井秀喜氏に近いのかな?という印象なので、松井秀喜氏を参考にしながら寄せていくのも良いのかも?しれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.10.10 23:51:30
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