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***** ありがとう!  *****

***  みなさまの おかげで「5刷」です  ***



*  日本で、中国で、1冊の本に なりました *



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2023.07.15
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みなさま こんにちは。 すずひです。



突然ですが。


あなたさまは「助けて」って、言えますか?



「助けて」っていうのって、本当にむずかしいですね。

助けを求めることが、わたくしは昔から苦手で、苦手で、

苦手、というか「嫌」で。
 


嫌、というか・・・・ 怖くて。




 ******************************




助けを求めることは

・迷惑をかけること
・自分のことを自分でできない無能な人のすること
・情けないこと
・恥ずかしいこと
・みっともないこと
・頼りにならない人物として周りから認定されること
・呆れられること
・それら諸々によって、嫌われること



助けを求める → 迷惑をかける → 嫌われる  



というのをすごく信じているところが

わたくしにはあります。



今も、やっぱり、あります。











助けを求めたら、嫌われてしまう。


大好きな人から嫌われてしまう。


嫌いな人にはもちろん頼りたくないけれど、

好きな人や大切な人には、だから、もっと頼ってはいけない。

(その理論だと、結局、誰にも頼れない!)





 ****************************



少し前、お姉ちゃんの誕生日で。

小さな可愛いブーケを送りました。

メッセージの最後に「大好きよ」と。









ちょうど在宅してくれていて、

タイミングよく受け取ってもらえて、


すぐにくれた「ありがとう!」の、そのメールの末尾には、

なんとわたくしと同じく「大好きよ」って。


姉の返してくれた「大好きよ」という文字を・・・・


何度も、何度も、目をこすって見直した。



大好きよ、と、たしかにそう書いてある。




*******************************



とんでもないスケールの助けを求めてしまったのに。

ひとかたならぬ迷惑をかけてしまったのに。


それでも「大好きよ」と、言ってくれる人がいて、


それは現に「わたくしのお姉ちゃん」で、


大好きな、ずっと大好きだった人で、


大好きだったのに、


うまく言えないんだけれど・・・



謎の順番、というか見えない圧、というか

家族ヒエラルキーみたいなのが、幼い頃からわが家にはあって、


母を差し置いて、

わたくしごとき底辺が姉を「好き」と言ってはいけないような、


母よりも姉と仲良くなってはいけないような、


「大好き」などと思ってもいけないし、思われるのはもっとダメ!というような、



姉を大好きなこと、秘密にしなきゃ! みたいな・・・




いやもう、何を言ってるのかわからないと思いますが、



わたくしにもわかりません。





祖母(母の母)に対しても、そうでした。


わたくしは姉だけでなく祖母からも好かれてはならない。


わたくしは祖母を愛してはいけないし、

祖母から愛されてもいけない。



わたくしが祖母から可愛がられることを、母が、おもしろく思わない。


わたくしが可愛がられることを、妬き、嫌悪し、機嫌を損ね、


こちらへの当たりが、わかりやすくキツくなる。




それが、幼い頃もはもちろん。


大人になってからも、ずっと、怖かった。


その「制裁」が、怖かった。





 ******************************




花束を見るたびに、悲しく思い出すことがある。


実家を処分し、

母が以前のマンションに引っ越した最初の「母の日」に、

「お母さん、いつもありがとう」と、小さな花束を手渡した。




そうしたら「ち、小っさ www」 と、失笑されたのでした。





あんたの花は、いつも小さい。  

お姉ちゃんの(送ってくれる)お花は、とっても大きい。

あんたは、ケチ。 と。




わたくしは、ケチ。  お前は、ケチ。



家計をやりくりする中で、

あの時の精一杯の気持ちのお花だったんだけれど。


「失礼にもほどがあるで!!!」


そう言ってブチギレて、帰ってくればいいのにね。



わたくしは、ケチ。 

ケチ・・・ ケチ・・・ ケチ・・・

頭の中が、脳内メーカーの「ケチ100%」の画、みたいになる。


そうだよね。 小さいよね。 わかってる。 

しょんぼりと笑うしかなかったわたくしを・・・

いいえ、悲しくて傷ついているわたくしを・・・


母は、ちょっと、面白がってるみたいに見えた。



わたくしにひどいことを言って、何が楽しいんだろう。



 ******************************




美味しいものや、大きなお花、

ようやくいろいろ贈れるようになったら

わたくしが「ケチ」じゃなくなったら、

今度は「なんにもするな!」「贈るな!」と怒るのですから、

なんだかもう、何が何だかわからないです。


わからないです。





 *********************************



わたくしをけなすことで自尊心が保たれる仕組み、なのかな?


それならそれで、もういいや、って。


母に不機嫌でいられるよりも、

わたくしをけなすことで機嫌よくいられるなら、


そのほうがずっといい。



そんな謎のご機嫌を、

そんなみじめな屈辱を、

なぜ受け入れるのか、なぜ何十年も受け入れられたのか、わからないでしょう?



わたくしにもわからないよ。



あははははははははははははははは・・・・




 *******************************




母はいつも


「私はあなたを殴ったことはない」「怒鳴ったこともない」と。


得意気に、それを誇るけれど。



つらい顔で。 落胆した顔で。

冷たく睨む目で。 うんざりした表情で。

馬鹿にした言葉で。

大きなため息で。  無視で。


気まぐれに可愛がったり。 


急に邪魔もの扱いして、仲間はずれや目の敵にしたり。


そうかと思えば、まるで年齢退行した赤ちゃんのように甘えてきたり。




殴らなくても、怒鳴らなくても、ね。 母さん。

それだけで、子の心はひどく混乱するし、

深くえぐることができるんだよ ( ´▽`)





母は「覚えていない」「そんなことをいった覚えはない!」と言うでしょう。


それでいいです。 ほんと、いいの。



わたくしも、もうすぐに、忘れますから ( ´▽`)



何かを本当に忘れるためには、どんなことも、


一旦思い出さないといけない、というのが・・・・

浮上させ顕在意識化させなければいけない、というのが、

なかなかツラいところですね。



けれど目を背けたままでは、


ずっと逃げ回ってるだけでは・・・ 


きっと、一生、忘れられないんだ。







コーヒーのお湯を沸かしながら、小さなグリーンを整える時間。 大好きな朝の時間。





 ***********************************




ありがとう。 大好きよ。



わたくしから、お姉ちゃんへの「大好きよ」。



お姉ちゃんから、わたくしへの「大好きよ」。




小さな可愛い花束が通わせてくれた「大好き」という、この思い。




ずっと大好きだった。  大好きだったよ。



心になんのわだかまりもなく「大好き」といえるのは、



言ってもいいんだ! って思えるのは、



もしかすると、今が。



母と離れられた今が初めて、なのかもしれない。












 




 どうしても自分が最後までやりきれないこともあるわよ。

 そんなときはちゃんとバトンを渡せばいいの。

 しっかり誰かにバトンを渡すのも良い責任の取り方なのよ。

  
       精神科医 Tomy先生のお言葉






一生懸命やったけれど、もう限界のとき。


そんなあなたを「助けたい」と思ってくれている人は、きっといてくれて。



助けを求めることは、決して嫌われることじゃなく、



むしろ「その人のことを信じる」ということで、



それはとても勇気がいることだけれど、



素直に生きるための勇気であり、


人生を取り戻すための勇気であり、



大切なひとを愛するための、そして愛されるための勇気、なのかもしれません。





今日は こんなお話。


お読みくださって、ありがとう。









                                    おわり







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最終更新日  2023.07.16 16:00:02



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