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テーマ:暮らしを楽しむ(387621)
カテゴリ:ミニマルに暮らす
「感じる、考える人のための本屋」という本屋さん。
扉の前に立ち、しばし、たたずむ。 は、 は、 入りにくいぞよ!!! (笑) みなさま こんにちは。 すずひです。 please come in と 言われましても、 あまりにも入りにくい この本屋さんの在処は・・・ なんと、わたくしの大好きなカフェ「喫茶 prologue」さんの上、というか奥、というか・・・ このとても古い建物の・・・ 2階。 冷んやりと薄暗いこの階段を・・・ 勇気を持って、1歩1歩すすむ。 なんなんだ! お昼間とも思えぬこの心細さ!! あまりの心細さに、 今来た通路を引き返したくなってるわたくしの前に立ちはだかるのは、 これまたすんごい威圧感の扉。 さらに勇気をもってすすむ、そのさきに見えてきたのは・・・ ******************* わたくしは もうどうでしょう、 かれこれ16年くらい、1日も欠かすことなくトイレ掃除をしてるんですけど、 はじめのきっかけは「金運」とかそういうことだったんです。 運気上がるとかみんな言ってるし、 ちょっとトイレ掃除でもしてみっか、と。 気持ち的には「まあ面倒だけど(嫌と言えば嫌だけど)やるか」というような。 けれども、それは、だんだんと・・・ 1「面倒だけど、トイレ掃除してみっか」(金運のため) ↓ 2「毎日トイレ掃除するわたくし、すごくない!?」(調子づく) ↓ 3「毎日トイレ掃除するぞ!」(自分のため?) ↓ 4「毎日トイレ掃除すること楽しもう!」(家族のため?) ↓ 5「毎日トイレ掃除するのは、当たり前」(誰のためでもなく) ↓ 6「毎日トイレ掃除すると気持ちがいい」(喜び) ↓ 7「毎日トイレ掃除することは、習慣」(無の境地) この境地に至ったならば、ここがゴールかと思ってたんですよ。 わたくしは、極めたのでは? と。 けど、違ったの。 まだ先があったのよ。 そう、さっきの扉のそのまた先・・・ みたいに。 喜び。 そしてからの「無心」。 そのまた先にあった、 そのまた続けた先で知ることとなった・・・ 今の心境を、どうかお話しさせてください。 ここに記させてください。 わたくしは・・・ わたくしは今・・・ トイレ掃除を・・・ 8「毎日のトイレ掃除を、させていただいている」(感謝) わたくしにとって、かつて長らく、トイレ掃除は「するもの」で。 みんなの嫌がる家事をやってあげている、の感覚で。 それでもやらないよりはマシなのでしょうが、 それが、いつのまにか、今では「させていただくもの」。 わたくしは、今、毎日。 トイレのお掃除を「させていただいている」。 ********************* 今日も体が動いてありがたいな。 目が見える。 手も思うように動いてくれてる。 腰だって痛くない。 日々の暮らしの中で、 家族もそれぞれ自分の持ち場で頑張っていて、 わたくしも今日もこうして 「いつもどおり」トイレの掃除をさせていただけていることは・・・ なんとありがたいことなのだろう、と。 なんか、ふと胸が苦しくさえなるのよ。 ******************** これは、 ずっと続けてるとやがてそうなるよ、と誰かから聞いたり 目指していた、とかではなく ここ1年ほど前、不意に至った不思議な境地。 自分の人生を歩きはじめたことで至ることのできた境地? 単に歳とったってことかい? 胸の苦しさは・・・更年期性の動悸なのかい? (笑) ************************ させていただく。 させていただけている。 させていただけていることが、ありがたい。 自分のことは自分がいちばんわかっているつもりでも、 思いもよらない変化や気づきが訪れると、 なんだかびっくりしますね。 わたくしができることの中で、 たとえば家族から、たとえば友から、 とてもよろこばれることがこれまでにあったとして、 それってきっと 「させていただいている」と思えてたとき、だったのかも。 それをできることに感謝できてるとき、だったのかも。 ただ「自分が楽しい」や 「やってあげた」「してあげる」と思ってるうちは どんなこともきっと、まだまだ、なのかもしれませんね。 どんな家事も、お料理も、お弁当も。 トイレ掃除だけでなく、 どんな活動や、子育てや、お仕事も。 人が生きるにあたって大切なことであればあるほど、きっと。 ******************** ドアノブに手をかけ、まだ見ぬ世界へ。 この素敵な扉の向こうにあったのは、 なんと懐かしいんだろう「紙の本」の匂いの世界。 書店って、どんどん広く大規模な立派なものばかりになってしまって こういう紙の匂いのちゃんとする、こだわりの本屋さんって、 今はもう・・・・ お洒落な女性店主さんが、ひとり。 とても静かな空間だから、 歩くたび、1歩1歩、ギシギシと軋む古い木の床。 風なのかな、それとも通り過ぎる車の振動? 時折ガタガタと鳴るのは、古い窓ガラス。 静寂の中で聞こえてくるのは、そのふたつの音だけ。 す・・・・ 好き!!! ********************* 自分が楽しいだけのことって、意外と続かなかったりします。 させていただくことって、続くのかもしれません。 なぜ? それはもしかして「感謝」があるから? 人はみな、感謝がしたい? 感謝されることよりも、感謝できることの方が幸せ? 「させていただく」という気持ちは、そのまま感謝に直結してる? Eちゃんとわたくしは 今年お友達20周年なんです。 感謝しかないです。 20年間も、貴方のお友達でいさせていただけたこと。 つらい時、何度も助けてもらいました。 お祝いの晩酌。 焼肉食べに行きました。 嬉しすぎて、楽しすぎて、キンパの写真しか撮ってなかった! そして、嬉しすぎて、 わたくしベランダサンダルのまま来ちゃってた(笑) 緊急事態宣言の時には、 友人と食事しながらおしゃべりする時間がまるごと失われた。 失われるなどと想像したこともなかったものがある日を境に本当に失われ、 それがどれほど大事な時間だったのかと・・・ 多くの人が気付かされましたね。 楽しいおしゃべりもそう。 毎日の家事やトイレ掃除だって、きっとそうなんだ。 今日はこんなお話。 お読みくださって ありがとう。 またねー! おわり ↓ 梅雨明け前の猛暑の日々、どうぞお健やかにお過ごしくださいますよう・・・ にほんブログ村 ↓ いつもポチッとしてくださるお気持ち、とてもうれしいです にほんブログ村 あなたさまにとって、良きよき1日となりますように・・・ たくさんのフォロー、いつも励みになっています お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.09 15:15:37
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