猪突猛進

今日はちょっとどうしていいかわからない。
気が滅入る話かもしれないので、先にお断りを.


今日は昔からの常連さんが入院している病院にお見舞いに行きました.
友人からは経過などは聞いていたんだけど、病名まで聞いてなかった.

病院へ行って、面会を.



「どう、経過は・・・？」

「・・あれ、聞いてなかった？・・・ガンなんだって.」

・・・・・・・・

思いっきり頬っぺたをグーで殴られた感じ.

というか、息が止まった.

多分、その場にいたマスターも同じだ.

そんな事を、本人の口から言わせた自分に、なんだか腹が立った.
いくら知らないとはいえ…

・・・来なきゃよかった.知らなきゃよかった.

そんな事が頭をよぎる.

「原因がわからなくて内視鏡で何回も調べてもらって、それでわかったんだけどね.
石かと思ったんだけど、石が見えなくて腫瘍が見えたらしい.」

なんだか聞いていられない.

同時に違う話題にしようと思う自分がいる.

「まあ、何回も調べてくれたからガンがわかったんだけどね.最初はショックだったよ.」

・・・・・来週ぐらいに有明のガンセンターに行くらしい.

どうしよう・・・
なんて言って上げれば良いんだろう・・・

と思ってるとき、カズを見ると、ジィ～とその彼を見て何も話さない.

やっぱり、病気ってわかってるんだろうな。この子なりに.

・・・・・・そうしてるうちに、彼の友人がお見舞いにやってきた.
私も知ってる子だ.

・・・・なんだか助かった気がした.
だけど、そう思った自分が情けなく感じた.

まだ初期のガンって言ってた.
だけど、本人に言うくらいだから、そうなんだろうと信じたい.

まだ彼は、私の一つ年上なのに・・・.

友人が来た所で、私達は失礼をした.

次回ガンセンターに行く前に2,3日空くらしく、うちの店によるとのこと。

｢飲んじゃおうかな～」って彼は冗談を.

「だめだよ～～私が許さない！！ウーロンハイって言ってウーロン茶出すから！！」

なんて言いながらも、エレベーターまで見送ってくれて

私が滅入っても仕方ない事なんだけど.

まあ、お店に来てくれたら、思いっきり飲ませちゃおうかなぁ

私も飲んじゃおうッ