私のフラメンコの先生は感情のままに生きてるという感じの人だ。
レッスン内容も先生のペースと気分で結構内容も順番も変わる。

今日は今習っている踊りは先へ進めず、基礎練習に徹したレッスンだった。
そんでもって途中で先生のおしゃべりも何度か挟まって、最初から最後まで和気藹々とした感じですすんだ。

いつも最後にストレッチがあって、そのときに先生が日々のことやフラメンコのことなんかを話すのを聞きながらやるのがお決まり。
今日は結婚や子育てについての話だった。

先生はもうすぐ社会人になる息子さんがいる。
今ヨットにはまっているらしく、それまではどこか自分をもてあましてるようなところがあったけど、自分の熱中できるものを見つけて大きく変わったらしい。


「人との出会いのきっかけと縁を作ってあげることが親の仕事かな。その先その子がどうなっていくかは結局本人に任せるしかないように思う」
というのが、先生の「子育て」論。

これはちょっと新鮮な意見だった。
自分の子供だけど、親の支配下に置くものじゃなくって、知らないことを教えてあげることはできるけど、そこからどうするかは本人の責任と自由だっていう風に、あくまでも一人の人間としてみてるスタンスというか。

正しい子育てなんてこの世にはないんだろうけど、子供が自分の打ち込めるものや、自信をもてるきっかけになることに出会えるよう、良い縁や場所に子供を導いて、見守ってあげることが親として子供にしてあげれることなのかもしれないなあ。

私は何でも考え込んじゃうクセがあるので、この先子供を持つことになったら、頭堅くして小難しいことを考えてそうな気がするけれど、たとえ心配でもすこおし突き放して、すこおし力を抜いて子供を見守ることができればいいなと思う。

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・・・・・ちなみに写真のネコちゃんは、先生のおうちで最近飼われはじめたコ。
ちっともじっとしてないので、まるでイタチみたいになってますが(笑)