アントニオ・ガデス舞踊団「カルメン」が地元のホールで公演され、観に行ってきました。
もうずっと前から楽しみにしてて、体調もほぼ戻って無事観ることができて、ほっ。

会場に着くとフラの先生も観に来ていて、先生のほうが先に私たちに気づいていたらしい。
開演直前まで、ホールの外でジュースを飲んでいて、ペットボトルを手にしたままホールへ戻ろうとしていたら、向こうからエンジのジャケットを着てマトリックス風（？）のサングラスをかけた女性が片手を挙げながら近づいてくる。
SPみたいな迫力の出で立ちに、私はてっきりこのホールの監視員の人がドリンク持ち込みを注意しに来たんだと思って、慌ててかばんにペットボトルをしまおうとしたら・・・

先生でした(笑)


ショーのほうは、とにかく激しく、エロく（？）、しなやかに、といった感じ。
女の人のスカートの蹴り上げ方とか、パリージョの打ち鳴らし方とかがすごい激しくて、数人で踊ってもピシッとそろってかっこいい。
床を打ち込む脚の動きもめっちゃめちゃ早いのに、音が軽かったり重かったりしちゃうような乱れがない。

いすに座る動作一つでも独特で、なぜそんなに股を開くか？！という感じで、女の人もガバあっと股を開いてスカートを捲し上げながら座るという男らしさ。

男性の踊りは、スカートをはいていない分脚の動きがモロに分かるので面白かった。
人間の筋肉ってこんなにしなやかなのかあというのが、スボンはいてても見て分かるくらい機敏でメリハリのある踊り方。

フラのレッスンのとき先生は「大地から力を吸い上げるように踊るの」と不思議な表現を使う。でもこうやって本格的な踊りを見ると、その言葉が実感として伝わってくる。

今度はカルメンのストーリーの知識を持った上で見てみたいね、といっしょに見に行った友達と盛り上がりました。
でも１時間半という短さがちょっと物足りなかったような気もする。も少し見たかったなあ

ちなみに写真は開演前のホール。




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