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Jun 26, 2007
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カテゴリ:カテゴリ未分類
うちには雑種の犬がいて、毎年この時期に予防接種しなくてはならない。

これがかなり気負う。

なぜかというと、うちのゆきちゃん(犬の名前)は普段はおとなしいんだけど、この予防接種をめちゃめちゃ怖がる。

病院の診察室のドアに近寄ろうとすらしない。
無理に入れようものなら首輪も抜けんばかりに、別人(別犬?)のように噛み付くわ暴れるわのわんこに変身する。

今日もまた恒例のように暴れ、注射するどころではない。
気が立ってるから、噛み付くし。

ついに首輪も抜け、病院の待合室へ猛ダッシュ。
そこにいた別のわんこを連れたおばさんに真剣に怒られた。
ひたすら平謝り。

3人がかりでなんとかかんとか注射をさし、ややぐったりしつつ帰りながら考えた。

おばさんに怒られたときとか、病院の先生のどう対処していいやら困った顔を思い出すと正直恥ずかしかった。
ちゃんとしつけしてないのか、って思われてんだろうなあとか。

でも人間だって病院は怖い。
ましてや何をされるのか分からない犬にとっては脅威の場所なんだろうなあ。
針を刺すのは一瞬だけど、それは分かってるからこそ耐えられる怖さだし、犬にそれを説明できないしねえ。
そう思うとゆきをおこっちゃかわいそうな気もして。

でも恥ずかしい気持ちや人に迷惑かけちゃいけないという気持ちや、暴れるゆきに正直イライラしちゃう瞬間や、色んな葛藤が私の中で巻き起こる


子育てでもこんな気持ちになるときありそう、なんてふと思う(姪っ子や甥っ子をみてると)
周りの目や、自分の気持ちの余裕や、世間の常識や、色んなもの全部かかえてても、その子の気持ちや行動を尊重してあげられるかなって。

のびのびさせてあげたい、って思うし、誰に何言われても、そのこのいいトコを胸を張っていえる親になりたいなって思う。
どんな瞬間もそれを忘れずにいられるんか自信がない。
ゆきのひと騒動で、なんだかそんなことを考えちゃったっす。


さて時間を見ればすでにお昼。
いっしょにゆきを連れて行った母とふたり近くのお店でランチ。

特上にぎり寿司ランチでーす。
おいしいおすしに、高ぶってた気持ちもほっと和む。

2007_0626ブログ画像0017.JPG


お昼からは母方の祖母のいる老人ホームへおばあちゃんの顔を見に行く。
実家にはお父さん方の祖父と祖母がいて同居はむずかしいので、母方のおばあちゃんは体調を崩してから母の目の届く近くの施設に入ったのだけど、ホームにはいって以来少しずつ痴呆も出てきたりしてる。母のことも日によって分かったり分からなかったりするみたい。

実家の祖父母も体調が思わしくないので、毎日はホームへ足を運べない母。

そんな時夜中にベッドから落っこちたとかで全身傷らだけで、青あざだらけでも
母が行くまで施設から連絡がなかったりと、おばあちゃんを本当にここに預けててもいいのかと不安になるような出来事があって、
そのことで父が施設の対応に対して改善を求めたことで、おばあちゃんは今は個室に移されている。

おばあちゃんはとてもおとなしい人で、
体中傷や青あざがあっても痛いとも言えずにただひたすらこらえていたそうで、それを聞いただけでもほんとに何にもできない自分が情けなくなる。

今日はお休みだしやっと来ることができた。
というかおばあちゃんを見ると何にもしてない自分に自己嫌悪になりそうで、来るのに躊躇していたのかもしれない。ひどい孫だなあ、わたし。

人の手を借りなくちゃ立ち上がれないし寝返りも打てないおばあちゃんをスタッフの人が連れてきていすに座らせてくれて、母と二人おばあちゃんをはさんで腰掛ける。

もともとおっとりとした人だったけど
体の自由が利かないことで、言葉もたまに何かを言うんだけど、かすかに聞き取れる感じで、言っている言葉の内容が分からないことがすごくすごくもどかしい。

なにを伝えたいのかな、
どんなことを聞いて欲しいのかなって、あせる。


でも気が付いたんだけど、
私や母が言っていることはちゃんと分かってるみたいなの。
(お医者さんの話によると、日によって分かってる日と分かってない日があるらしいけど)
で、一生懸命おばあちゃんは何かを言おうとするのだけど、うまく言葉にできないみたい。

なにも分からないよりも
ずっとずっともどかしいやろうなと思うと、ひとつでもおばあちゃんの言うこと聞き取りたいって思う。
ドラえもんの翻訳こんにゃくとかあればいいのになんて、全然場違いな解決策が浮かんでくる



母が「いつもそばにいるから大丈夫よ。安心していいよ。何も心配要らないからね。おばあちゃんは一人じゃないよ」って耳元で大きな声で話しかけると、
言葉もなくおばあちゃん、泣くの。

やっぱり周りの言葉は通じてるし、意味もわかってるんだよね
そんでもってここに一人でいることが、おばあちゃんにとって寂しくないわけがないんだなってその涙で痛感する。

おばあちゃんといっしょに、母と私も思わずぼろぼろ泣いてしまう。

分からない日もあるかもしれないけど、
分かっている日もあるのに、今日もわかってなさそうと周りに誤解される日もあるだろうし、そんなときおばあちゃんの寂しさ、もどかしさを思うとやるせない。

母も両祖父母のことや、自分自身の体のことや、いろんな苦労をしていて、私はそういう母のおかげで習い事だの、友達と遊びに行くだのと自由にさせてもらっているんやなって改めて思う。

私っていつまでたっても子供だなあ。


今日はほんとに色々考えた一日でした。





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Last updated  Jun 26, 2007 06:30:56 PM
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