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カテゴリ:音楽・歌謡曲・懐メロ
今日は、リュウちゃんです。
今回から、ブログのタイトルを、ズバリ、「リュウちゃんの懐メロ人生」に変更しました。今後は、毎週土曜日か日曜日に更新していく予定です。 ★リュウちゃんのプロフィール(2) リュウちゃんが地元二見が浦の中学校に入学したのが、昭和34年、中学校は二見海岸のすぐ傍にあり、夏の海水浴実習の時には、校内で水着に着替えて、徒歩1分で海に着くという至近距離にありました。 この年の4月に、皇太子(現・天皇陛下)の御成婚、中学校に入学して、幾日も経たない時期に、伊勢市での御成婚パレードを学校挙げて見に行きました。 その時の美智子妃殿下の何と気品高く、美しかった事!、リュウちゃん、まだ12歳のガキの身でありながら、妃殿下に恐れ多くも恋心を抱いてしまったのでした。 この年の9月15日、三重県の人間にとって忘れもしない伊勢湾台風直撃、 事前の台風情報で、未曾有の超大型台風である事が判っていましたので、リュウちゃんの実家でも両親が雨戸を補強したり、玄関に太い筋交いをかませたり、停電に備えて、太いロウソクを用意したりと、いろいろと準備をして台風襲来に備えたのですが、いざ台風が襲来すると、そんな準備は何の役にも立ちません。15日の夜から吹き始めた烈風は、物凄い勢いで荒れ狂い、雨戸は吹き飛びそうになるは、縁の下から吹き込んだ風で畳は舞い上がるは、家全体が烈風でミシミシと大揺れするわと、正に生きた心地のしない数時間でした。リュウちゃん、中学一年生にして、初めて迫り来る死の恐怖を数時間もの間、味わったのです、足元からガクガクと震えが来て止まりませんでした。 幸いなことに、リュウちゃんの実家は屋根瓦が10数枚飛んだだけで、倒壊は免れたのですが、通っていた中学校は外形は残っていたものの、ほぼ使用不能の状態、しばらく休校状態が続いたのですが、暫くして校舎の近くに在った体育館を仕切り、教室として1年あまり使用していました。新校舎が完成したのは、中学3年生になってからでした。 伊勢湾台風が去った後、約2週間位、停電状態が続きました。その当時は、まだ電化製品は少なく、せいぜい電灯が点かない、テレビが見れない、ラジオが聞けないという程度だったので、決定的にライフラインが麻痺してしまうという状況では無かったのですが、これが50年後の現代だったらどうでしょう? 完全に生活は麻痺してしまいますね、改めて私達の生活が、危うい基盤の上に成り立っている事を痛感するリュウちゃんなのでした。 今年の9月15日で、あの恐ろしかった伊勢湾台風から早や50年になります。リュウちゃんも長生きしたものです。 小学校時代に読んだ本は、全て漢字にルビを振ってあるものばかりでしたが、中学校に入ってからは、ルビの振ってない本を読めるようになりました。 何を読んでいたのかと申しますと、先ずは新潮文庫の「シャーロック・ホームズ」シリーズ、4つの長編(「緋色の研究」、「バスカヴィル家の犬」、「四つの署名」、「恐怖の谷」)と5つの短編集は、すべて中学時代に読みました。ホームズ物から海外の本格ミステリー物に入って行き、中学3年生の頃には、アガサ・クリスティ。エラリー・クイーン、エドガー・アラン・ポー、G,K,チェスタトンなどを読むようになりました。 相変わらず東映チャンバラ映画はよく観ていましたが、これと併行して、洋画もしばしば観るようになりました。セシル・B・デミルの「十戒」を観たのが、多分中学一年の頃、少し洋画ファンだった父に連れられて、伊勢市駅前の「白鳥座」という映画館で観たのですが、その豪華さ、スケールの大きさにビックリしました、あの紅海が真っ二つに割れるシーン、当時、日本の特撮映画では、円谷英二の「ゴジラ」「ラドン」「地球防衛軍」などをワクワクしながら観たものでしたが、「十戒」の「紅海真っ二つ」の特撮は、全くスケールが違う、こりゃ、凄いや!と、大感激しました。 この頃、70ミリ映画という従来のシネマスコープを遥かに上回る大型映画が出現、 「八十日間世界一周」、「スパルタカス」、「栄光への脱出」、「ベン・ハー」、「アラモ」、「ウェストサイド物語」などが出てきましたが、伊勢市では上映設備のある映画館が在りませんでした。「ベン・ハー」は、当時、全国で僅か2館(テアトル東京。南街劇場)のみのロードショウ、「ベン・ハー」が観たくて堪らなかった中学3年生のリュウちゃんは、高校受験の夏の補習授業をホッポリ出して、大阪のオバさんの家に長逗留、そこを起点にして、難波駅前にある憧れの南街劇場に足を運んだものでした。あのクライマックスの戦車競争のシーンには全く興奮させられました(凄い!!!) 尚、生来軟派者のリュウちゃんといたしましては、ベン・ハーの妹のティルザを演じたキャシー・オドネルに少し魅せられましたが、ハイヤ・ハラリートはイマイチなのでした。あっ、「栄光への脱出」のジル・ハワースのパンツ・ルックにはクラクラしてしまうリュウちゃんなのでした。 「ベン・ハー」に続いて公開されたMGMの超大作、「キング・オブ・キングス」も、確か南街劇場で観た筈です。サロメを演じたブリジッド・バズレンにクラクラなのでした。 この頃見た洋画の中では、「チャップリンの独裁者」が良かった。ポーレット・ゴタートの何と溌剌としていた事! そろそろ思春期にかかっていたリュウちゃん、この頃公開されたイングマル・ベルイマンの「処女の泉」という映画を観たかったのですが、残念ながら成人指定、外見的には品行方正だったものですから、成人に化けて劇場に潜り込むなんて芸当は思いも寄らなかったのでした。 中学2年生の頃、ラジオから「いたこーのいーたろーおお」という歌声が流れて来まして、「あー!いい歌だなあ」と、一発で虜(とりこ)になってしまいました。これが、ビクター・レコードの新人歌手、橋 幸夫のデビュー作、「潮来笠」との出会い、続いて、名古屋のローカル・ラジオ歌番組「田園ソング」で、「故郷の花はいつでも赤い」という歌が放送され、リュウちゃん、この2曲で、橋 幸夫という名前が刷り込まれ、すっかり大ファンになってしまったのでした。これまでの歌手に無かった幼いといえる若さ、当時14歳の少年であったリュウちゃんと同じ思春期の悩みが見事に歌になっているではありませんか! 後から考えれば、橋 幸夫の登場は、いわゆるアイドル歌手のはしりであり、ひばりちゃんと共に、歌謡曲を20代以上の年代の音楽から、一挙に10代の年代の音楽に引き下ろし、爆発的な若者文化を創り出した原点というべき事柄だったように思われます。足利事件の冤罪から解放されたリュウちゃんと同じ歳の菅家利和さんも、多分、橋 幸夫の歌にある多感な青春の想いに心を動かされたのかも知れません。 という事で、次回は、リュウちゃんの好きな橋 幸夫の歌を、前回のひばりちゃんの時と同じように、ズラーと挙げてみます。 乞う、ご期待なのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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