リュウちゃんの懐メロ人生

先ほどのブログの続きです）

（３） ジャニーズ系歌手の大量出場
平成11年、週刊文春は、ジャニーズ事務所の社長、ジャニー喜多川が、少年愛の嗜好の持主で、所属の少年達に対し、セクハラ行為を行っているという事で、ジャニー喜多川を、児童虐待・セクハラ・未成年の喫煙の疑いがあるとの大々的な告発記事を連載、当時、新聞では、かなり報道されましたが、テレビは、ほぼ完全に黙殺しました。しかも、民間放送のみならず、公共放送たるNHKも完全に黙殺しました。

この告発キャンペーンは、その後、ジャニーズ事務所側が名誉毀損で告訴、１審ではジャニーズ側が勝訴しましたが、平成15年７月に出ました２審判決では、喫煙報道の部分を除き、ジャニーズ側が敗訴、ジャニーズ事務所は、これを不服として、上告しましたが、翌平成16年２月に最高裁はこれを棄却しました。
つまり、裁判所は、ジャニー喜多川の少年達に対するセクハラ・児童虐待を認定したのです。

裁判所により、ジャニー喜多川の少年達に対するセクハラ・児童虐待を認定されたにも拘わらず、放送メディアは全てこれを黙殺、公共放送たるNHKまでもが、完全に黙殺しました。その上NHKは、判決が確定したにも拘わらず、同局のもう一つの看板番組である大河ドラマで、平成16年の「新撰組」の主役にSMAPの香取慎吾を、平成17年の「義経」の主役に「タッキー＆翼」の滝沢秀明を起用、また「紅白では、相変らずSMAPの中居正広は、平成13年から６回、「紅白」の司会をしています（もちろん、中居君たちアーティスト側には、何の罪も無いのですが）

この事実は、NHKを筆頭とする放送マスコミが、ジャニーズ事務所という芸能プロダクションに完全に屈服した事を意味しますね、
民放と違い、NHKは国民の受信料によって成り立っている公共放送です。少年法の立場から考えても、こんな事が許されていい筈がありません。

平成16年にNHKのチーフ・プロデューサーの番組制作費詐取事件に端を発して、いわゆる「NHKの不祥事」が大きな話題となり、同年12月19日に「NHKに言いたい」という特別番組が放送され、この番組のなかで当時のNHK会長であった海老沢勝二氏が、これまでの不正行為で信頼を失墜したことを深くお詫びしたい。今後は一から出直すつもりでこの問題に積極的に取り組むとともに、視聴者の意見を番組作りや業務改善に反映させていきたい」と謝罪のコメントを出しましたが、この番組放送の後にも、一向に視聴者の意見を番組作りや業務改善に反映させた形跡が見られません。「紅白」で、曲がりなりにも２回実施された「視聴者アンケート」も、平成17年の「スキウタ～紅白みんなで選ぶアンケート～」以降、全く行われていないのです。上記の海老沢さんのコメントは、単にその場を繕う虚言だったのでしょうか？

そんなこんなで、現在63歳のリュウちゃんといたしましては、なかなか素直に紅白を楽しむという心境からは、遥かに遠くなってしまったのです。
それでも、昨年の秋元順子さんの登場は、何か唯一の「救い」でありました。
明日の第60回でも、新たな「愛のままで,,,」を楽しむ予定です。

この「紅白歌合戦のお話」は、来年早々にもう１回書きまして、一応の終りとさせて頂く予定です。明日の「紅白」、視聴率は何パーセント取れるのかな？