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カテゴリ:花遍路・花のフォトブログ
梅雨の間の 夏空映す 紫陽花涼し
リュウちゃん、6月17日に、法隆寺から車で20分くらいの所にあります矢田寺にアジサイを見に行って来ました。 矢田寺は、奈良県の大和郡山市にあります高野山真言宗の寺で、正式な寺号は金剛山寺(こんごうせんじ)といいます。この寺は天武天皇の勅願により、天武天皇8年(679年)に智通が開祖、本尊は延命地蔵菩薩で、寺の別名は、「矢田の地蔵さん」、また、境内には60種8000本の紫陽花が植えられていまして、もう一つの別名は、「アジサイ寺」なのです。
矢田寺は、標高340mの矢田山の中腹に位置していまして、小高い場所にあります。そのため、アジサイの咲いている本堂に至るには、入り口の山門から、230段の石段を登らなければなりません(山門に至る道も、かなり急な上り坂が続いています)
山門のすぐ近くにあります農家の庭の急ごしらえしました駐車場に奥方運転の車を預け、山門から230段の石段を登り、アジサイの咲いている本堂に到着したのが午前10時、今年一番の夏の日差しが強烈、眩しい!でも、咲き乱れている様々な種類のアジサイは、夏空の蒼さを映したように涼しげなのです。
バラの「鮮やかさ」は、「熱い火」を連想させますが、それと比べまして、アジサイは、「冷たい水」を連想させますね、これは、バラの色が「紅と白」が基調の色であるのに対して、アジサイの色は「青と白」が基調の色であるためなのでしょうね。これまで、「青いバラ」は不可能とされてきましたが、それに対して、アジサイは元々青い色が主のようで、「アジサイ」の名前も、「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」が訛ったものと言われているそうです。
以下に谷田寺で撮影いたしました写真をランダムにUPします。アジサイ園の品種別に植えられている場所では、花の下に品種名が書いてあるのですが、写真ではそこまでフォローできませんでした。
約2時間ほどアジサイ園を散策しまして、230段の石段を下って山門前の参道にあります茶店で、草餅を食しました。本日は、リュウちゃん、不覚にも家から缶ビールを持参するのを忘れたため、この茶店でビールを頼もうと思ったのですが、草餅をツマミにビールを飲む客は世にも稀な存在と見えて、「置いていません」という、つれない返事、どうしようか?と思案していましたところ、道の向いの店で映画の「寅さん」のようなオジさんが、「ウチにビールあるから、そちらに配達するよ」と声が掛かりました。「配達」といっても、その距離僅かに3メートル、お陰様で、草餅をツマミに、念願のビールを楽しむ事が出来ました。
ビールを飲んで、ご機嫌になったところで、駐車場の近くにあります小さなアジサイ園芸店に立ち寄りました。以下は、その園芸店で撮ったアジサイの苗木ですが、矢田寺境内のアジサイよりもカラフルで、形も面白い花がいっぱい有りました。アジサイも刻々、進化しているのですね。 全国各地に「アジサイ寺」がありますが、その由来は、昔は梅雨時になりますと、疫病などが流行し、死者が多く出たため、その死者に手向ける花として、全国各地の寺の境内でアジサイの花が植えられたようです。以下に全国の著名な「アジサイ寺」を挙げてみます。
名善寺(北海道共和町)、資福寺(仙台市)、良向寺(山形市)、笹野観音堂(米沢市)、妙法寺(山梨県富士川町)、本土寺(松戸市)、妙法生寺(千葉県大多喜町)、明月院(鎌倉市)、妙楽寺(川崎市)、浄慶寺(川崎市)、保安寺(熊谷市)、能護寺(熊谷市)、弘長寺(松本市)、法船寺(松本市)、深妙寺(伊那市)、高源院(飯山市)、本勝寺(掛川市)、極楽寺(周智郡森町)、性海寺(稲沢市)、本光寺(額田郡幸田町)、金剛證寺(伊勢市)、大慈寺(志摩市)、観音寺(福知山市)、三室戸寺(宇治市)、三千院(京都市大原)、岩船寺(木津川市)、楊谷寺(長岡京市)、長慶寺(泉南市)、西林寺(西脇市)、頼光寺(川西市)、矢田寺(大和郡山市)、願成寺(海南市)、月照寺(松江市)、長法寺(津山市)、大聖寺(美作市)、神宮寺(広島県府中市)、阿弥陀寺(防府市)千光寺(久留米市) ふー!北海道から九州まで、全国に「アジサイ寺」はいっぱいあるのですね、 「男はつらいよ」ファンのリュウちゃん、「アジサイの花」といえば、第29作「寅次郎あじさいの恋」を思い出します。ヒロインの「かがりさん」を演じたのは、当時34歳のいしだあゆみさん、普段は自分の感情を表には出しませんが、内に秘めた情熱の炎は中々激しく、シリーズ中、唯一、「寅さん」に求愛を迫るという役柄が印象に残っています。
この映画の「あじさい」のロケ地は、上記「アジサイ寺」の一つ、鎌倉市の明月院だった筈です。「アジサイ」の花言葉は、「移り気 高慢 無情 辛抱強い愛情 冷淡」だそうですが、この映画の「かがりさん」は、表面的には「冷淡」ですが、内面的には、「辛抱強い愛情」の持主であると思いました。
矢田寺のアジサイ園は、7月10日まで開園していますので、興味を持たれた方はお早めにお出掛け下さい。
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