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リュウちゃんの懐メロ人生

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2010年10月26日
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カテゴリ:日本映画(邦画)

ああ!やっと念願の「雷桜」が観られた!
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リュウちゃん、先日。映画「雷桜(らいおう)」を観てきました。殺伐とした時代劇が多い中で、これは久し振りに心洗われる清新な作品で、大感激致しました。

「雷桜」予告編



原作は宇江佐真理、1949年生まれの時代小説作家、現在、文庫本で8冊が刊行された「髪結い伊三次捕物余話」にリュウちゃん,先ずハマりました。本業の髪結いの傍ら、町方同同心の手先を勤める伊三次と、伊三次を憎からず想っている年増芸者のお文(ぶん)の恋の道行き、江戸の下町を情緒豊かに描き、心暖まる連作小説となりました。単行本第1作「幻の声」を読みましたのが、多分刊行された13年前、第2作「紫紺のつばめ」、第3作「さらば深川」、第4作「さんだらぼっち」と、立て続けに読みました。

このシリーズは、1999年にフジTVでドラマ化されました(全9話)。伊三次には歌舞伎の三代目 中村 橋之助、ヒロインのお文(文吉)には、元宝塚の女優・涼風真世、普段、あまりテレビドラマを観ないリュウちゃん、満を持して観たのですが、どうも出来はイマイチだったようで、原作の持つ肌理細やかな味がさっぱり出ていませんでした(残念!)
「髪結い伊三次」シリーズ以外にも、当時刊行された新作は、大体発売と同時に読んでいました。「泣きの銀次」、「室の梅 おろく医者覚え帖」、「深川恋物語」、「春風ぞ吹く 代書屋五郎太参る」、「余寒の雪」、「おぅねぇすてぃ」、


そして、2000年に刊行された「雷桜」


10年前に「雷桜」を読んだ時には、「これこそ宇江佐真理の最高傑作だ!」と思いました。しかし、(リュウちゃんの印象では)そんなに大きな話題になる事も無く時は過ぎていきました
今年の春、「雷桜」が映画化されるというニュースを聞き、ビックリしました。
 

 

「日本映画も捨てたものではないな」


しかも、ヒロインの雷(らい)を演じるのが、今年春の山田洋次監督の「おとうと」で主演した蒼井優ちゃん(リュウちゃん、「おとうと」を観て、一遍に蒼井優ちゃんのファンになったのです


映画化のニュースを聞いてから公開までの半年間、ワクワクしながら待ちました。

そして、やっと先日、映画「雷桜」を観ることが出来ました!


やはりリュウちゃんは蒼井優様の演技に大感激致しました。人里から遠く離れた山育ちの野生の少女から、恋を知り染め、外面は以前の野生児を残しながらも、内燃的には、一人の美しく凛々しい女性に変貌していく様を見事に演じ切っていたように感じました。
将軍の子・斉道(岡田将生)と最初に出会うシーン、もみあって女性だと判ってしまった時に見せた表情は、まだ女性らしさのない野生児そのまま、斉道との交流が進み、愛情を感じるようになってからの表情の微妙な変化、しばらく会えなくなってから、ある日の祭の夜、狐の面を被って踊る彼女の前に久し振りに会いに来た斉道と目が合う、歩み寄る二人、斉道が彼女の狐の面を外す、その下から現われた彼女の顔は、完全に成熟した美しい女性だった!
 


この映画の見所の一つは、ヒロインの雷が白馬に跨って、草原を疾走するシーンです。リュウちゃん、このシーンを観まして、「ロード・オブ・ザ・リング」第1部のリヴ・タイラー扮する夕星アルウェンが白馬で森の中を疾走する美しいシーンを思い出しましたが、この「雷桜」には、美しい疾走シーンがふんだんに出てきます。蒼井優様はこの乗馬シーンを全て代役なしで演じているのです。


リュウちゃんはずっと蒼井優様だけを観ていました。蒼井優様の演技があまりに素晴らしかったので、共演の岡田将生君に対してはかなり点が辛いのであります。表情の変化が少ない、チョンマゲに馴染んでいない、でも、これは、優様とあのような美しいラブシーンを演じた「いい男」への嫉妬かも知れませんね


二人を取り巻く助演者も素敵でした。雷を赤子の時に攫(さら)って山で育てる男を演じた時任三郎、家老役の柄本明、雷(遊)の母親役の宮崎美子(「雨あがる」以来の人の心を暖かく包み込むような素敵な笑顔!)、皆素晴らしかったですよ!来年の「キネマ旬報」や「日本アカデミー賞」などでは、蒼井優様の主演女優賞は勿論、上に挙げました各氏の受賞も確実だとリュウちゃんは確信しているのでありますよ。


この映画は最後に秀逸なオチがあります(岡田将生君は二役なのです)が、それは映画を観てのお楽しみ、真っ白な心でこの映画を観て下さい。暖かい感情に心が満たされますよ。

最後に、エンディングで流される主題歌を貼り付けておきます。歌っている「舞花」さんは、19歳のシンガー・ソングライターです


舞花「心」(映画「雷桜」主題歌








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最終更新日  2010年10月27日 07時08分40秒
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