リュウちゃんの懐メロ人生

信濃路の、木曾の御嶽秋雲たなびく

10月30～31日に、今年の夏に石川県粟津温泉に一泊旅行しました奥方の職場時代の友人の「妙齢の女性」３人に、今回はリュウちゃんの奥方を加えまして計５人で長野県木曽郡木曾町の古民家に一泊旅行に行って来ました。

実はこの古民家は、「妙齢の女性」の一人、ヒサちゃん（粟津温泉のブログではTさん）の妹さん夫妻の家です。築100年以上を経た平屋建て古民家を大幅に改造し、全室床暖房、おまけに、マキストーブ（下の写真の左側・少し判りにくいですが）と昔ながらの囲炉裏（下の写真の右側）という暖かい暖房設備はそのまま残している快適な住居なのです。

実はリュウちゃんを除く奥方の仲良し４人組は数年前、ヒサちゃんの誘いで１泊旅行に行ってきたのですが、今回、２度目の誘いがありまして、今回はリュウちゃんも特別に参加することになったという次第なのです。前回は電車を使っての１泊旅行だったのですが、今回は奥方の車と、愛知県知立市にお住まいのヨーコさん（粟津温泉のブログではSさん）の２台の車で木曾町に行くことになりました。

午前７時に法隆寺を、奥方運転の車で出発、午前８時に京都府城陽市に住むパンダちゃん（以前のブログではPさん）を同乗、午前10時過ぎに三重県長島PAでヒサちゃん同乗、午前11時過ぎに、観覧車のある愛知県刈谷PAでヨーコさん合流、ヨーコさんの車の先導で、名古屋湾岸道路から中央道を経て、目的の木曾町の古民家に着きましたのが午後２時、

お腹が空いた！死にそうだ！

この家の主、ヒサちゃんの妹さんの旦那様の愛称はヨッちゃん、映画「麻雀放浪記」でドサ健を演じた実力派俳優の鹿賀 丈史に似た渋い「いい男」です。本人はインディ・ジョーンズのハリソン・フォードに似ていると思っておられるようですが、そう云えば、鹿賀 丈史とハリソン・フォードは雰囲気が似た俳優さんですね、長野県庁に勤務されていて、再来年定年を迎えられるようです。

ヨッちゃんの奥様のケイコさんは、姉のヒサちゃんに似た陽気な女性、素敵なご夫婦です。

午後２時にヨッちゃん夫妻が、開田高原の中にあります美味しいお蕎麦屋さんを予約しているというので、お腹ペコペコのリュウちゃん達は一刻も早くお蕎麦屋さんに行きたかったのですが、ヨッちゃん夫妻との顔合わせで１時間くらい時間が掛かりましたので、お蕎麦屋さんに着いたのが午後３時過ぎ、

やっと美味しい昼食にありつくことが出来ました。このお蕎麦屋さんは「霧しな」という、この界隈では有名なお店で、本日の昼食は「とうじそば」、鍋にスープと具を入れ、煮立ちましたら別途用意した蕎麦麺を、「投じかご」を使ってスープに潜らせ、暖まりましたらこれを食するというオツなもので、いわば、「蕎麦のしゃぶしゃぶ」ですね、

「霧しな」の「とうじそば」、格別の味でした！

同時に飲みました２本の瓶ビールも格別の味でした！

午後４時頃に「霧しな」を出まして、夕闇迫る開田高原のドライブを楽しみました。冒頭及び下の写真は、開田高原の峠から見た木曾御嶽山の威容です。台風14号が日本列島の南を横断中で、快晴とは行かなかったのですが、秋雲がたなびいている御嶽山の眺めは、雄大でした。

夕方、ヨッちゃん夫妻の家に帰還、リュウちゃんの奥方を除き、皆お酒大好き人間でしたので、その日は翌朝３時まで大宴会、リュウちゃん、途中から記憶が無くなった（いわゆるブラックアウト状態）のですが、楽しいひと時を過ごさせて頂きました。

翌朝は午前10時頃、ヨッちゃん宅を出発、昨日行きました「霧しな」の麺工場に向かいました。この工場は開田高原の頂上付近にありまして、工場見学の他、新蕎麦の試食、売店で地元の生産物の販売、御嶽山の天然水（日本有数の超軟水だそうです）を使ったコーヒーなどが楽しめます。

この工場付近は標高1000メートルを超える高地、まだ地上では紅葉は始まったばかりですが、ここらあたりは紅葉真っ盛り、下の写真は、この工場の駐車場のドウダンツツジ、見事に深紅に色づいていました。

からまつの林を過ぎて、
　
　からまつをしみじみと見き。
　
　からまつはさびしかりけり。
　
　たびゆくはさびしかりけり

（北原白秋：落葉松、「水墨集」より）

上の写真は開田高原の頂上部にあります「マイアスキー場」付近の落葉松です。開田高原の主（ヌシ）であるヨッちゃんに云わせますと、ここの落葉松の紅葉は、まさに絶景なのだそうですが、本日は深い霧が掛かっていまして、写真のようにほんの一部しか見えなかったのが残念でした。しかし、霧に浮かぶ落葉松の姿は幻想的で、暫し「高原の幻想」に心を遊ばせることが出来ました。

午後２時、ヨッちゃん宅を出発、リュウちゃん達の車には、往路と同じく、パンダちゃん同乗、またヨーコさんの車を追跡する形で三重県・長島PAまで走行、午後５時過ぎ長島PA着、軽い夕食を取り、ここでヨーコさんの車とお別れ、雨足が強まる中、午後８時頃、城陽市のパンダ邸到着、ここでパンダちゃんとお別れし、法隆寺のリュウちゃん宅に着いたのが午後９時、

往路、復路とも、７時間の長旅、あー、しんど、、

この道程を一人で運転した奥方のシマやん様、お疲れ様でした！

後の座席で、ナビを務めて戴いたパンダ様、ご苦労様でした！

この旅の企画を進めて頂きましたヨーコ様、ヒサちゃん様。有難う御座いました！

最後に、宿泊させて頂きました「木曾のインディ・ジョーンズ」こと、ヨッちゃんご夫妻様、本当にお世話になりました。お陰様で、楽しい旅が出来ました。本当に有難う御座いました。

（付記）10月31日に行きました「霧しな」の工場のテラスに、パソコンと連動したカメラがあり、リュウちゃん一行はここで５枚の写真を撮りました。この写真は「霧しな」のHPにUPされています。興味が御座いましたら「霧しな」のHPを御覧下さい。「木曾のインディ・ジョーンズ」の勇姿が見られますよ！

落葉松に因んだ歌をUPします。

歌曲「落葉松」（詞：野上彰、曲：小林秀雄）

島倉千代子「哀愁のからまつ林」（詞：西沢爽、曲：鮒村徹）
この歌、リュウちゃんもカラオケでよく歌います。