リュウちゃんの懐メロ人生

風凪ぎる　五ヶ所の海辺の懐古譚

リュウちゃん、10月の下旬に中学時代の友人の別荘に遊びに行って来ました。
この別荘は、三重県の五ヶ所湾の海辺の畔（ほとり）にあります。この辺りの住所は、「三重県度会郡南伊勢町木谷字南河内、

南伊勢町とは、三重県伊勢育ちのリュウちゃんも聞き慣れない町名だったのですが、2005年に旧南勢町と南島町が合併して、新しく生まれた町なのです。
町の東北側は伊勢市に、東側は志摩市に隣接、鳥羽市と志摩市の間にあります的矢湾（的矢牡蠣が有名です）、志摩市の賢島周辺の英虞湾（真珠養殖のシンボル的なところです）と並ぶ、複雑に入り組んだリアス式海岸を持つ「五ヶ所湾」が南伊勢町のシンボル的な存在で、昔、リュウちゃんが少年時代には、この辺りは「五ヶ所」と云っていました。

現在のように車社会ではなかったリュウちゃんの少年時代には、南伊勢町一帯はは伊勢市から見ますと正に「陸の孤島」といった感じの場所で、直線距離的にはさほど遠くはないのですが、リュウちゃんの通っていました伊勢高校にこの地区から進学した学生は、自宅からの通学は無理なので、伊勢市で下宿して学生生活を送っていました。現在は伊勢市から車で１時間弱で行けます。

別荘の持主は、中学、高校時代の同級生で、以前（昨年７月20日）のブログで「小林旭のスペシャリスト」として紹介させて頂きました「トっちゃん」、大阪にあります準大手の建築土木施工会社の役員を永年勤め、現在も理事として指導者的立場で業務を現役でやっています。

本日のもう一人の参加者は「キンさん」、彼も、中学校の同級生です。伊勢市にあります大手電気機器会社に永年勤め、４年前に定年退職し、現在は故郷
の伊勢市二見町今一色で第２の人生をスタートしています。
トっちゃんとリュウちゃんは奈良在住、キンさんは故郷の伊勢市二見町在住、

「リュウちゃん・トっちゃん・キンさん」の３人は、昭和37年三重県二見町立（当時）二見中学校卒業の同級生トリオなのです。

トっちゃんの別荘には、２台の車で向いました。一台は奈良市在住のトっちゃんの車で、法隆寺在住のリュウちゃんを拾って別荘に向う、もう一台はキンさんが単独で別荘に向うという寸法です。

リュウちゃん、別荘と聞いて、「こりゃ、戸の開け閉めとか、料理の準備や後片づけなどの作業が大変だな、どないしょう？　料理は朝の味噌汁作りくらいしか出来ないし、男３人で旨く出来るのかな？　食材の調達は当日やる筈だから、メニューを考えておく必要があるな、どんなメニューがいいのだろう？自分の飲むビールくらいは予め買っておかなきゃいけないな、食材の調達費はワリカンだな」なんて考えていましたが、「案じるよりも生むが易し」で、トっちゃんの計画に乗ることにしました。

午後１時頃、トっちゃんの車が法隆寺のリュウちゃんの家に到着、リュウちゃん、例によりまして助手席に陣取り、３時間のドライブで、午後４時頃、五ヶ所湾の海辺の別荘到着、キンさんは、午後５時過ぎ伊勢市出発、午後６時過ぎ別荘到着。

リュウちゃんが心配していました別荘の戸の開け閉め、掃除などは、すべてオーナーであるトっちゃんがやってくれたのです。その上、食材の調達もすべてトっちゃんが予め完璧に準備していました。当日夜は別荘のテラスでバーベーキューパーティをやったのですが、バーベーキューのメインの食材である「牛舌（タン）」は、わざわざこの日の為に「牛舌の本場」、仙台から取り寄せたのだそうです。