リュウちゃんの懐メロ人生

母七忌　見つめる二千の雛（ひな）のまなざし

３月５日にリュウちゃんの亡き母親の七回忌の法事が故郷の三重県伊勢市二見町でありましたので、前日から奥方運転の車に乗り、伊勢に帰郷いたしました。

リュウちゃんの母親は７年前、82歳の誕生日を迎える前日、大腸癌の転移が原因で亡くなったのですが、亡くなる数日前まで、特に末期癌で苦しむこともなく、安らかな死を迎えました。亡くなる３ヶ月くらい前に「末期癌で余命３ヶ月」と親族には告げられていましたが、母親には告知しなかったので、本人が癌だと知ったのは、亡くなる数日前のことでした。

リュウちゃんが本を読むようになりましたのも、音楽が好きになりましたのも、母親の影響です。亡くなる数ヶ月前まで、毎日読書をし、短歌を詠み、コーラスにも通っていました。

リュウちゃんの今あるのは、母親ののおかげなのです。

二見町在住の弟の自宅で法事を済ませ、両親が永眠している墓所に行きました。
墓所は二見町の松下集落の小川のほとりに在り、近くには最近「ミコお師匠様」の俳句ブログでもご紹介頂きました「蘇民の森」があります。

下の写真は、「蘇民の森」の樹齢2000年とも云われるクスノキの古木、昨年１月のブログでUPしたものを再掲しました。

「蘇民の森」のHPを以下に貼り付けます。
http://www.futami-somin.com/access.htm

最近、「蘇民の森」を素敵な俳句で紹介頂きました「ミコお師匠様」のブログのULRも以下に貼り付けます。ブログタイトルは「ミコちゃんの徒然俳句」、本当に素敵なブログです！
http://blog.goo.ne.jp/miko18

（アドレスを直接クリックしてブログに入れなけば、アドレスをコピーして検索サイトに貼り付けて下さい）


墓所への参拝を終え、おりから二見町で開催されていました「おひなさまめぐりin二見」を観に行って来ました。冒頭の写真は、メイン会場の「二見町生涯学習センター」に飾られています「千体の雛人形」の一部です。

「おひなさまめぐりin二見」のイベントは、６年ほど前から始められたようです。伊勢神宮、夫婦岩参拝で賑わった旅館街を中心に、100軒の二見の旧家が各々家の玄関に雛人形を飾ります。その総数6000体！

下の写真は、JR二見が浦駅から徒歩３分くらいのところにあります老舗の菓子店、「旭屋酒素饅頭製造本舗」の店内に飾られていたお雛様です。

この店の「酒素饅頭」は伊勢路の「甘いもの」を代表する逸品の一つです。地元旅館「大石屋」の社長によれば、

「白い薄皮の酒饅頭。
添加物なしのため一日で皮が固くなる。
麹を自然発酵させてつくる製造方法を頑なに守りつづけている」

以下に「暇人」さんの、この店を紹介したブログを貼り付けます。

http://community.travel.yahoo.co.jp/mymemo/buraiton/buzz/24621.html

この「旭屋酒素饅頭製造本舗」は昔も今もご家族の方のみで製造販売をされています。現在は80歳を超えられた上品なご婦人と、その次男のご夫婦で運営されています。

この「上品なご婦人」こそ、誰あろう、リュウちゃんの旧友で、昨年11月13日の拙ブログ、「伊勢、五ヶ所の海辺の同窓会」で紹介致しました「トっちゃん」のお母上様なのです！

今回の２泊の伊勢への帰郷は、リュウちゃんの実家から車で20分のところにあります奥方の実家に泊まりました。下の写真は奥方の実家の庭に咲く「白梅」です。

リュウちゃんの実家は、母親が亡くなり、住む人がいなくなりましたので、既に「廃屋」となってしまいました。

しょうちゃん様、母上はお元気でしたよ！


例によりまして。幾つか連想した歌をUPしてみました。

「うれしいひなまつり」
（詞）サトーハチロー、（曲）河村光陽、（歌）桑名貞子