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リュウちゃんの懐メロ人生

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2011年04月07日
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カテゴリ:時事問題

 

廃炉への道程嶮し春遠し

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(ムンク:叫び)

(1)最近、気に掛かった動向


3月30日、東京電力の勝俣恒久会長は、大震災発生後20日目にして初めて記者会見を行い、福島第一原子力発電所を最終的に遮蔽・廃炉することも含め検討していることを明らかにしました。ただ、チェルノブイリのようにコンクリート建屋で遮蔽するのかとの質問に対し、遮蔽の方法はまだ確定していないとも述べました。


3月31日、フランスのサルコジ大統領が、来日、先に来日していたフランスの原発使用済み核燃料再処理専門の国策会社であるアルバ社のCEO(最高経営責任者)のアンヌ・ロベルジョン氏と共に、福島第1原発の後処理支援を約束しました。尚、アルバ社は1966年以来、使用済み核燃料の再処理工場を稼動、日本では1977年に再処理工場を稼動させる予定でしたが、未だに実現しておらず、アルバ社に約3000トンの核燃料再処理を依頼しているそうです。


また、アメリカからは、原子力を専門とする海兵隊員160名が、同じく福島第1原発の大事故の後処理支援のために来日しました。


上の経緯を考えますと、日本は世界第3位の原発大国であるにも拘わらず、使用済みの核燃料再処理工場も無い、大事故が起こった場合の事後処理の体制も出来ていない、正に「無い無い尽くし」で原発を運用していたのですね、

よく原子力安全・保安院の記者会見に登場する、元首相・福田康夫氏に似た人物は、同院の官房審議官である西山英彦氏です。原子力安全・保安院は、経済産業省の一機関で、原子力などの関係の施設や産業活動の安全規制、保安を所管し、これらの施設に対しては必要に応じて、立入検査、報告徴収、改善命令等を行うことができる機関で、現在の院長は寺坂信昭氏、氏は東大経済学部卒、経歴から考えますと、原発に関しては素人といえそうです。
 


TBS系の朝のニュース・バラエティ番組「みのもんたの朝ズバ!」に原発事故のコメンテーターとして、諸葛宗男(もろくずむねお)という人物が連日登場し、3月14日のコメントでは原発事故による放射線汚染について、「いまの汚染のレベルは、現場に1時間立っていても、レントゲン検査の10分の1」と主張しました。翌3月15日にも出演し、「これを乗り切れば、安全な原子力発電所として、世界中に売り込める」と主張しました。


諸葛宗男って何者?


 

諸葛宗男氏は東大工学部原子力工学科を卒業後、1970年東芝入社、その後、動力炉・核燃料開発事業団(動燃)で核燃料サイクルの開発に携わり、2008年に東京大学公共政策大学院特任教授となった人物です。いわば、バリバリの原発推進派です。

(2)原発労働従事者

4月1日付けasahi.comに、「最大180人、線量計持たずに作業 福島第一原発」という見出しで、以下のような記事がでていました。


東京電力福島事務所は31日、福島第一原発で作業員が受ける放射線量を測る携帯線量計の数が足りず、多い日で180人が線量計を持たずに作業していたと発表した。内規を改めてグループに1台で作業を進めてきたが、作業員が不安を訴え、他の原発から線量計を集めて全員に持たせることにした。

発表によると、線量計は地震前に5千台あったが、津波や建屋の倒壊で320台しか使えなくなった。このため、1人に1台持たせる内規を変更し、一定の条件下でグループで1台だけ持たせ、全員が同じ線量を受けたと見なしていた。

ブログ友の「ドレミ・どれみ」様より、以下の情報の書き込みを頂きました。このサイトも長い衝撃的な文章で、リュウちゃんのような一般国民は俄かに信じ難いない内容ですが、今回のように線量計も持たさず、平気で汚染された原発の中に作業員を入れたということから考えますと、以下の告発記事は相当の信憑性があるように思われます。


 エル・ムンド[EL MUNDO:スペインの新聞 ]2003.6.8
調査報告/原子力発電所における秘密
日本の原発奴隷
http://www.jca.apc.org/mihama/rosai/elmundo030608.htm

 
以下のULRは4月17日に朝日ニュースターで放映された「ニュースの深層・福島原発事故、メディア報道のあり方」です。コメンテーターの広瀬隆氏は「危険な話」、「東京に原発を」などで永年原発の問題を追及して来た人です。
http://www.youtube.com/watch?v=veFYCa9nbMY

 


(3)汚染水処理の行方、廃炉の行方


4月4日午後7時過ぎ、東京電力は高濃度の放射線汚染水の保管場所の確保を理由に、比較的汚染度の低い汚染水1万1千トンを付近の海に放出開始、しかし、「低レベル」というだけで、汚染の度合いは数値として発表されていません。


更に、保管しなければならない筈の「高濃度汚染水」が、一部海に流出し、通常の750万倍もの放射性物質が付近の海で検出されました。この高濃度汚染水の流出は、6日に水ガラスの注入でストップしましたが、未だにこの流出の原因は不明、尚、この「高濃度汚染水」は現在原発の中に総計6万トンもあり、汚染度は通常の水の1億倍だそうです。


4月4日の朝日新聞の朝刊一面トップの見出しに「放射能漏出封じ数ヶ月」とありました。
この記事によりますと、福島第一原発から放射性物質が漏れ出すのを食い止める作業だけで少なくとも数ヶ月掛かるとのことです。この作業が無事完了した後に、廃炉作業に掛かるとのことですが、廃炉には数十年掛かるとの見通しが発表されただけで、具体的な廃炉作業の方法については、私達国民には何ひとつ明示されていません。

4月6日の午後10時過ぎから、東電は1号機格納容器に窒素注入開始、これは格納容器内で水素爆発を防止する為だとの事、水素爆発は、これまで原発の建屋を吹き飛ばしましたが、若し格納容器内で水素爆発が起きれば、多分チェルノブイリを遥かに凌ぐ破滅的な大惨事になります。その可能性は否定出来ないばかりか、このニュースにより、その危険性が増大していることが判明したような気がしています。


 

(4)以上の経緯に於けるリュウちゃんの感想のとりあえずのまとめ


★ 東電を始めとする電力会社は、経済的発展という「錦の御旗」の下に、どんな大きな地震・津波にもびくともしない「フェイルセーフ」の手法で原発建設を政府と一体となって推進、国民はデッチあげられた「安全神話」を信じさせられて来た


★ 原発の現場で働く作業従事者は、基本的人権を全く無視された劣悪な環境での作業を余技なくされた。その実態は、NHKを始めとする大メディアには殆んど取り上げられず、今でも闇の中、この人権感覚の欠如が、今回の事故作業で、線量計無しに作業者を事故現場に入れるという暴挙に繋がった。


★ 「フェイルセーフ」と云いながら、事故が起こった現在、政府・東電はなすすべもなく、重大な処理をアメリカやフランスに頼ろうとしている、どこが「フェイルセーフ」なのか?やっぱり「フェイルアウト」だったのだと思わざるを得ない。


汚染水の処理は本当に可能なのか?
水素爆発は阻止出来るのか?
本当に事故の収束は出来るのか?
廃炉は可能なのか?
 


不安は増すばかりです

 


(以下、東日本巨大地震(5)~廃炉への嶮しい道程(下)に続く。






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最終更新日  2011年04月07日 18時42分17秒
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