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テーマ:福島第1原発の大事故(67)
カテゴリ:時事問題
怖れるな、語り続けよ、黙っているな、 あなたにはわたしがついている。 (使徒行伝第18章第9節)
6月20日に坂田静子さんの「聞いてください」に関するブログを書いてから、早や2週間が経過しようとしています。 リュウちゃん、あれから暫らくして、地元の公立図書館に購入依頼をし、その日に大阪の大型書店に行き、「聞いてください」を購入しようと思いましたが、どの書店でも仕入れがされていなく、在庫陳列がありませんでした。
この分では、関西圏の書店は全滅だ!
それで仕方なく、amazon.comで購入し、本が家に配達されたのが7月2日、しかし、その前に、校正者のレミドリ様のご好意で、1冊寄贈して頂くことになり、それが届いたのが7月1日(レミドリ様。有難う御座いました!) 7月3日の朝にやっと通読できました。
感動しました! 坂田さんは正に今回の福島第1原発事故を予見していたのです!
以下に「聞いてください」のリュウちゃんが感銘を受けた部分を書いてみます。
◎ 坂田さんが「反・原発運動」に身を投じた訳 前回のブログでも書きましたように、直接的な動機はイギリス在住のお嬢様から、「対岸のフランスに核廃棄物処理工場が出来、周囲の放射能汚染が進んでいる、また、イギリスで生まれた子供が重度の身体障害を持っていたのも、この放射能汚染のせいではないか?不安だ」との手紙が届いた時からでした・この時、坂田さん58歳、それまではごく普通の主婦でした。
◎ 坂田さんが原発に反対した基本的理由
(1)原発は例え事故がなく、正常に運転されていたとしても、絶えず周囲に放射能を撒き散らす。周囲の人々は、政府の助成金と引き替えに、自らの、特に子供の命を磨り減らす。 (2)原発は、その仕事に従事する人々に計り知れない放射能汚染をもたらす。特に下請けで働く労働者は、5分1万円と云われる高収入と引き替えに、労災にも加入出来ない。典型的な放射能被害による病気が発症しても、医療機関は放射能被害を認定しない。政府の見解は常に「原発労働者に放射能被害はない」 「原発は労働者の人柱の上になりたっている」
福島原発事故で、この問題点が暴露されましたが、メディアは最小限触れるだけですね。 (3)原発運転の結果、大量に発生するゴミ(核燃料廃棄物)の処理が確立していない。処理方法は現在のところ、★ドラム缶に詰めて海洋投棄、★再処理工場での処理の二通りであるが、二つとも本来の意味での「処理」とは到底云えない。海洋投棄は広く海洋を将来に渡り汚染する。再処理は大量のプルトニウムを生み出す。プルトニウムは1グラムで100万人の肺癌を発症する猛毒性を持ち、半減期が2万4000年、人間の手に負えない代物である。
今回の福島第1原発でもプルトニウムが検出されたという報道がありましたが、いつの間にかその報道は消えてしまいました。また、汚染水の放射能をゼオライトで吸着して循環水を浄化していますが、そのゼオライトが既にドラム缶1万本分も溜まっているそうです。このゼオライトの処理、どうするんですかね?
◎ 「聞いてください」で坂田さんは普通の主婦目線で、平易に語りかけています。以下に幾つか「語りかけ」を挙げてみます。
(1)原子力は石油に代わるエネルギー? 「石油が無くなるから原発を!」といわれますが、ウランの採掘から発電に至るまで、膨大な石油を必要とします。石油が無くなれば必然的に原発も止まってしまうのです。
(2)なぜ原発ばかり力を入れるのでしょう? すでに巨額の投資をしているので引き返せないのでしょうか。しかし、日本の政治の責任者たちは、原子力が本当に安全な未来のエネルギーだと今も信じているのでしょうか? (3)原発推進は経済成長のため? 高度経済成長の結果、大気も海も石油化合物ですっかり汚れ、公害実験国と言われる日本で、この上放射能を浴びてまで「物」を作り続けるようなやり方は、いちど立ち止まって考え直す必要があると思います。何よりも先ず、「命」を大切にする社会を築いて、次の世代に手渡したいものです。
(4)子供の幸せと「核」は両立しますか? 核実験や原子力施設から生じ、世界の子供たちの未来に、重く暗い影を投げかけている「核」の問題を抜きにしては、「国際児童年」の意義も薄らぐのではないでしょうか?
最後に坂田さんの「聞いてください」で訴えたかったことを以下にまとめてみました。
(1) 処理によって取り出されるプルトニウムは、1グラムで100万人を肺癌にするという猛毒を持ち、その放射能の半減期は何と2万4000年!そんな恐ろしいものを作り出して、後始末はどうするのでしょうか? (2) プルトニウムの管理方法も次々に出る死の灰や放射性廃棄物の捨て場もなく、廃棄物をドラム缶に詰めたものが日本中で8万本も溜まっています。それらは最低数百年の管理が必要です。誰が管理責任を持つのでしょうか?こんな悪魔のような遺産を押し付けられて、我々の子孫はどうやって生きてゆけるのでしょうか? (3) より快適な生活の為に、もっとエネルギーを、原子力発電を、と言って、これ以上毒物を作り続け、その後始末を子孫に押し付けることは、とんでもない犯罪ではないのでしょうか! (4) 子孫をこのように嘆かせないために、私たちは今すぐ真剣に考え始めようではありませんか。
坂田さんは、祖母であり母であり、普通の主婦でもある一女性の立場から、原発によってもたらされる放射能汚染から、現在そして未来の子供達を守らなくてはならない、子孫に暗い遺産を残してはならない、そのために原発は廃止しなければならないと強く訴えています。リュウちゃんも同じ平凡な一人の日本人として、坂田さんのメッセージに強い共感を覚えます。
一人一人の力は取るに足りないほど小さくても、 「共感の輪」が拡がれば大きな力になる、 ーーー 林光「原爆小景」より「水ヲクダサイ」
「花はどこへいった」 (歌)トワ・エ・モア
ドキュメンタリー映画「花はどこへいった」 予告編 この映画は、坂田静子さんの次女で、映画監督の坂田雅子さんが2007年に制作したベトナム戦争の枯葉剤をテーマとしたドキュメンタリー映画、2009年第63回毎日映画コンクール・ドキュメンタリー映画賞受賞作品。
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