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テーマ:福島第1原発の大事故(67)
カテゴリ:日本映画(邦画)
いのちをつなぐ 「祝島」の原発建設反対運動は尚も続く・・・・ (「祝の島」の監督、纐纈あやさん)
リュウちゃん、1月14日に映画「祝(ほうり)の島」を観てきました。 こも映画は、山口県熊毛郡上関町(人口3200人余り)に持ち上がった中国電力上関原発の建設に対し同町内にある離島・祝島(いわいじま・人口500人)の人々の反対運動を描いたドキュメンタリー映画です。
「祝の島」予告編
当日は映画上映の後、この映画を監督した纐纈(はなぶさ)あやさん、それと、この映画に出演した祝島から来られた3人のゲストさんのトークイベントがありました。
先ず、3人のゲストさんを紹介させて頂きます。
(清水敏保さん,通称「とし坊」) 上関町の町会議員で、普段は運搬の仕事をされている、原発建設反対運動のリーダーの一人です。 (橋本久男さん、橋本典子さん) 纐纈あやさんがこの映画製作のため、長逗留した宿泊先のご夫妻、 夫の久男さんは若い頃、福井の原発で働いていました。祝島に戻ってからは漁師、その後、大工さんをされています。奥様の典子さんは腕利きの美容師さんです。
纐纈さんは、上記、橋本夫妻の家に2008年3月から逗留し、この映画を完成させました。映画公開が2010年6月19日ですから、製作開始してから公開まで、2年3ヶ月掛かったことになります。
以下に纐纈さんのブログ「映画「祝の島」製作奮闘日記」を紹介致します。 http://holynoshima.blog60.fc2.com/
以下に、映画のモティーフとなった上関原発反対闘争について、少しまとめてみました。
(1982年6月)上関町長が町議会で原発誘致を表明 (83年4月)上関町・祝島漁業組合が原発反対を決議、 (85年9月)上関町議会が原発誘致決議、 (88年9月)上関町が中国電力に原発誘致を申し入れ、 (94年9月)国が上関原発を要対策重要電源に指定、 (96年11月)中国電力が正式に上関町、山口県、関係漁港に原発建設申し入れ、 (2000年4月)祝島を除く関係7漁協と中国電力が総額135億円の漁業補償契約に調印、 =その間、祝島島民は数々の反対訴訟をお起すが、悉く敗訴する)
(2009年12月)中国電力は、反対闘争で工事が遅延したとして、島民(「とし坊」さんを含む)ら計4人に総額4970万円の損害賠償を求める訴訟を起す(いわゆるスラップ訴訟) (2011年3月11日)福島第1原発大事故発生以降、山口県知事は用地埋立て中止を要請、上関町の周辺4自治体も原発建設凍結を決議、 (2011年9月25日)上関町町長選で、原発推進派の柏原重海氏が大差で3選、 現在、上関町の町会議員は12人、内、原発推進派は9人、反対派は「とし坊」さんを含む3人のみである。
祝島の皆様は1982年の原発誘致決定以来、実に30年に渡って、粘り強い反対運動を続けてきたのですね、
上映時間1時間45分の映画は、このような過酷な反対闘争のシーンは、1分くらいしか出て来ません。大部分はこの恵まれた自然環境の中で暮らす人々の淡々とした日常生活を綴っている叙事詩に仕上げられています。
70年間、島の棚田で米作りをしてきた「平萬次さん、 米作りの合間に祖父の作った短歌を石に刻み付けます。
今日もまた つもりし雪をかきわけて 子孫のためにほるぞうれしき
日曜雑貨店胡ゑびす屋の店主・蛭子聡さん、 3人のお子さんは、祝島小学校の全生徒さんなのです。 尚、蛭子さんは下記の「山口県上関町祝島のえべすや」ブログを書かれています。 http://03ebesuya.urbany.net/2011/12/20111220.html
島唯一の女漁師、竹林民子さん、 あなたの宴会での花嫁姿には、腹を抱えて笑わせて頂きました、 あの時の「芸者ワルツ」、最高!
纐纈あやさんの島民の皆様に注がれる瑞々しく、暖かいまなざしが、映画を観る者ににジワジワと伝わってきて、笑いの連続の中で涙ウルウルになり、エンドクレジットでは思わず拍手をしてしまいました。
下の写真は、トークが終り、纐纈さんのサイン会の時に買い求めた映画のパンフレットに頂いたサインです。
「いのちをつなぐ」 素敵なメッセージでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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