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テーマ:福島第1原発の大事故(67)
カテゴリ:時事問題
原発ストレステストは始めに再開ありきの茶番劇だ! (ストレステスト意見聴取会会場=中野博子氏撮影)
福島第1原発の大事故から、早や1年になろうとしています。
政府は昨年暮れ、早くも福島第1原発は「冷温停止状態」になったと宣言しましたが、これはたまたま継続的注水によって原子炉の圧力容器内の温度が100℃以下に下がった状態が継続しているだけで、とても「安定的な冷温停止状態」とは云えないですね。 原発の冷却に使った汚染水は既に行き場を失いつつあります。また、3月11日の東北大地震以来の最大余震は現在のところ、同日に茨城県沖で発生したM7,6のものですが、あの大地震でプレートの内部に変化が生じ、以前と比べ、より地震が起き易くなっているようです。 2004年に発生したスマトラ沖大地震(M9,1)は、その3ヶ月後にM8,6、3年後にM8,5の大地震が起きましたが、昨年の東北大地震の最大余震はまだ発生していないと見るべきで、M8,0~M8,5の余震あるいは誘発地震が近々発生することは必至だと思います。
この最大余震に、福島第1原発は耐えられると思いますか?
2月9日、霞ヶ関の経産省で「関西電力大飯原発ストレステスト意見聴取会」が原子力安全・保安員の主導で開催されました。当日の聴取会の出席者は全部で35人、内訳は電力会社12人、保安員10人、原子力安全基盤機構5人、学識経験者(専門委員)8人、
この中で「原子力安全基盤機構」は一般には耳慣れない組織なので、以下注釈を入れます。
「原子力安全基盤機構」とは、経産省所管の独立行政法人、2003年10月に設置、業務は、原子力施設及び原子炉施設に関する検査等を行うとともに、原子力施設及び原子炉施設の設計に関する安全性の解析及び評価等を行うことにより、エネルギーとしての利用に関する原子力の安全の確保のための基盤の整備を図ることを目的としている機構、しかし昨年、この機構が原発の安全検査にあたって、検査内容の原案を電力会社のいいなりに作成していた事が発覚、完全に「原発村の一員」であることが露呈しました。
会議に参加した35人の内、電力会社12人、保安員10人、原子力安全基盤機構5人、何と27人までが原発バリバリ推進派の「原子力村の住人」です。
問題は8人の学識経験者です。そのうち、検索で判明した5人を以下に挙げます。 (原発再稼動推進論者) ★ 岡本孝司→東大工学研究科原子力専攻教授、この「ストレステスト聴取会」の司会進行役、原発メーカー・三菱重工から200万円の献金を受けたとされている人物、 ★山口彰→大阪大学大学院工学科教授、三菱重工から3385万円の献金を受けたとされている人物、 ★ 阿部豊→筑波大学大学院システム情報工学研究科教授、三菱重工から500万円の献金を受けたとされている人物、 (原発再稼動慎重論者) ★井野博満→東大名誉教授(金属材料物性) ★ 後藤政志→芝浦工大教授、元・東芝・原子炉格納容器設計者、
上記、「原発再稼動推進論者」は、いずれも原発メーカー大手の三菱重工から多額の献金を受けている、いわゆる原発ヒモ付き人間です。かろうじて井野氏、後藤氏の2人のみが慎重派、児玉龍彦氏、小出裕章氏のような人は決してこのような会議のメンバーには選ばれないのです。
原発ストレステスト(耐久試験)は、簡単に云えば、 (1) 電力会社が、自己評価を行なう。 (2) IAEA(国際原子力機関)が(1)を査察・検証、 (3) IAEAの査察を受けて、国の原子力規制機関が妥当性を判断する。 (4) 原発立地自治体に再稼動の是非を問う。
という4段階で、再稼動の可否を決定するのですが、こと日本に於いては、上記4っつの過程は全て「始めに再開ありきの茶番劇」になります。
日本人は、国際機関の名前に弱い。 上記4段階の中で、(2)の「IAEAの査察」という点が、大半の日本人にとりましては、「権威あるIAEAの査察が今回のストレステストは妥当」との結論を出したのだから、今回のストレステストは公な妥当性を持つのだろう」と考える筈です。
しかし、ちょっと待って下さい。IAEAはどんな機関なのか、今一度考えて見て下さい!
IAEAは、1957年、原子力の平和利用の促進と、軍事転用をされない為の保障措置を実施する国際機関として、国連傘下の自治組織として設立されました。 運営経費は3010年で約400億円、この経費は加盟国の義務的または任意の分担金で賄われます。
つまり、IAEAは、「原子力の平和利用を促進する団体」なのです。 「原子力の平和利用」とは、「原発」のことです。この文言を上記に当てはめますと、
IAEAは「原発を推進する団体」なのです。 つまり、「れっきとした原発村の住人」なのです。
「原発村の主である電力会社がお手盛りのストレステストを行い、「原発村の国際機関」であるIAEAがお手盛りの査察を行い、「35人中、33人までが原発村の住人であるストレステスト聴取会のメンバーが、テストは妥当だと判定した。
これは、「始めに再稼動ありき」の茶番劇だ! ーーー
バッハ:「ゴルトベルク変奏曲」、第25変奏
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」第2楽章
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